鼓太郎が死闘を制し初防衛に成功

KENTAがまさかのDIS OBEY入り



 プロレスリング・ノア1月シリーズ「The First Navig. 2011」最終戦となる29日の東京・後楽園ホール大会では、超満員となる2100人を動員した。

 メーンイベントのGHCジュニア・ヘビー級選手権試合では、新王者・鈴木鼓太郎がエディ・エドワーズとの30分近くに及ぶ死闘を制し、初防衛に成功。試合後はイス攻撃によるテロ行為を仕掛け、ベルトを強奪した平柳玄藩を次期挑戦者に指名した。

 鼓太郎は昨年12.5日本武道館で元パートナーの金丸義信を破り、王座初戴冠に成功。初防衛戦の相手として、ノアで練習生時代から修行を積み、昨年のジュニアタッグリーグ戦ではロデリック・スロトングとのコンビで準優勝という成績を上げたエドワーズを迎え撃つことになった。
 エドワーズは軽量級とは思えないパワーみなぎる逆水平チョップや逆エビ固め、ラリアットを武器に王者をじわじわと追い詰め、雪崩式フランケンシュタイナーなどの大技を繰り出すと、鼓太郎もエプロンからの断崖式タイガードライバーで逆転を試みるが、エドワーズが空中でヘッドシザースで切り返したため鼓太郎は大ダメージ。必殺技のブルーディスティニーもカウント2で返されながらも、師匠である故・三沢光晴さんの魂を受け継ぐ怒涛のエルボー連打でエドワーズの顔面を打ち抜くと、「これじゃないと取れないと思った」という渾身のタイガードライバーで3カウントを奪い取った。

 試合後、マイクを持った平柳からの挑戦表明を一蹴した鼓太郎は、「倒さなきゃいけない人もいっぱいいる」と、まだシングルで勝利していない先輩たちとの防衛戦を熱望するも、あっさりあきらめたはずの平柳が花道で鼓太郎にテロ行為。イスで脳天をブチ抜くと、腰に巻いたベルトを奪い取り、「挑戦させてくれないなら挑戦させてやる」と言い放ったため、さすがの鼓太郎も激怒。「挑戦させてやるよ、覚悟しとけ」とタイトルマッチの名を借りた鉄拳制裁を宣言した。


 セミファイナルではGHCヘビー級王者の杉浦貴、GHCジュニアタッグ王者組の丸藤正道、青木篤志のチャンピオントリオが秋山準、高山善廣、バイソン・スミス組と対戦。今年から新選手会長に就任し、名実ともにノアを束ねる立場となった杉浦が、3.5有明コロシアムでのタイトルマッチ実現に向けて奮起したものの、ヘビー級vs.ジュニアヘビー級という体格面でのチームのハンディを克服しきれず、丸藤がバイソンのバイソンテニエルに撃沈。試合後は無言のまま控室へと引き揚げた。

 1.23アクロス福岡大会で金丸義信からタッグ結成を呼びかけられていたKENTAがDIS OBEY(DO)とまさかの合体。「不発軍団」という不名誉な名称が定着していたDO入りを果たし、新生DO始動を宣言した。
 KENTAは博多大会で金丸の勧誘を受けた際、金丸の耳元で「ある条件」を提示。だが、この日はDOと敵対する潮崎豪、小川良成と組んで、モハメド ヨネ、金丸、平柳のDO軍と対戦した。入場するや金丸と視殺戦を繰り広げたKENTAは、その後も潮崎との連係攻撃をスムーズに決めるなど、不穏なムードは皆無。だが、10分が経過し、KENTAの放ったラリアットが潮崎を直撃すると、ついにキバをむいたKENTAは平柳から受け取ったイスで潮崎を殴打。金丸、平柳、ヨネと次々と握手をかわし結託をアピールしてみせると、潮崎に決別のキックをぶちかました。

 客席からは悲鳴やブーイングが起こる中、KENTAは「今日から新しいDIS OBEYの始まりだよ」と宣言し、4人で一致団結をアピール。バックステージでもインタビュアーの問いかけに対し、博多で提示した「条件」の中身については誰も明かさなかったものの、KENTAは「条件は成立している」ことを強調し、「おもしろくするために組んだ」4人でノアマットをかき回していくことを予告した。



【心にゆとりを、体に癒しを】

以上、 神均  でした。





東武東上線『志木駅』南口徒歩2分  
  【神林均整院】
電話048-486-9186
埼玉県新座市東北1-14-1
志幸30 SEASON 202号室