自身の治療に対しての
気持ちの揺るぎがなかった訳ではない。
特に放射線治療には少なからず抵抗があった。
「放射線=浴びてはいけないもの」
というイメージがあった。
そもそも
致死量の抗がん剤+全身放射線照射
って怖すぎる。
それに副作用も恐ろしい。
実際に月経は1度来た後、ストップした。
もう1人子供を…なんてのは夢のまた夢だろうな。
今は伸びてきたが…
髪の毛もこれまでは1ヶ月もすると生えて来いたのが、2ヶ月たってもつるっ禿げ状態。
移植も
生着しなかったら…と考えてしまうこともあり、
もし生着せずに厳しい道を辿るなら
移植前の元気な状態で寛解維持療法をして
持ち堪えた方が楽しい人生を送れるんではなかろうか…と。
兎に角
論文などをネットで探しては読み漁り…
新しい治療法や治験がないかとか
薬の副作用とか
最悪どんな状態になるのかとか勉強した。
知ることに怖さはなかった。
知らずに治療に臨むことの方が怖かった。
現在の医療を信じること
ドナーの方との相性を信じること
自分の体力や気力を信じること
きっと大丈夫。
頑張ってるのは私1人じゃない。
サポートしてくれる医療チーム
どんな時も私のことを最優先に考えて、嫌な顔ひとつせずサポートしてくれる家族
「待ってるからね」と応援してくれる友。
きっと大丈夫。
必ず戻る。
そんな気持ちだった。