辛いでしかない。
昼夜問わずの吐き気。
夜中も寝られず…まどろみながら吐き気と戦う。


夫が面会に来てくれるも
あまり話す気力もない。
体調が芳しくない為、話すことが出来ないと伝えると、ただそこに座って見守っていた。


放射線2日目から制吐剤追加された。
制吐剤の前に眠気を誘う制吐剤を投与して
吐き気を抑える作戦のよう。


2日目、
功を奏して?前日よりは少し吐き気がおさまる。
それでも吐き気がなくなるって訳ではなく、少しだけよくなる感じ。
放射線は左半分、右半分と交互に照射するんだけど、眠気を誘う制吐剤のお陰か…左半分終わる頃には寝てしまっていた。


だけど…3日目
何故だか看護師さんに制吐剤の順番を逆に投与され
結局、凄い吐き気&気だるさがプラスされて
体調最悪。


4日目
制吐剤は2日目と同じ順番で投与されたが…
やはり吐き気が酷い。


4日間、照射時間も長い&大々的な治療の為、
15:50頃にライナック室に向った。
人が少なくなった病院内に「おえっおえっ」って言葉を響かせながら…毎回。

看護師、医師(時には3名&海外からの研修生)。
誰ひとり言葉を発することもなく、心配そうな眼差しを向けて、付き添ってくれた。


1日1回3GY×4日間 計12GY
これは白血病の放射線治療で浴びる最大の数値と聞いた。
(放射線の単位はグレイ。1グレイどのくらいかと言われると分からないのだが…一瞬で12GYを浴びると死に至るらしい。)


多くの方にみられるのが
放射線後はぐったりして、ベッドで休まれると聞いていたが…


本当に不思議なことで
放射線を照射し終わる頃には吐き気も一時的に収まり、自ら歩いたり普通に出来る。


帰りは行きとはうって変わってみんなでワイワイおしゃべりしながら病室に戻り、
病室に戻っても普通に起きて色んなことが出来きた。

そうして夜になってまた吐き気がやってくる。


色んな制吐剤を先生方が試そうとするが…
どんな制吐剤を使われてもおさまることがなく、
私は制吐剤に嫌悪感を抱くことになる。


先生方といえば…
放射線後にけろっとしてる私にかなりびっくりしていたし、
吐き気は何をしてもおさまらないので、それもそれで稀なタイプだと言っていた。


とにかく体調は最悪。
翌日には第2のクリーンルームに移動し、
それ以降の生活は人の出入りを極力控える為に
どんなに体調が悪くても全て自分で行わないといけない。


がんばれ!私。