去年久しぶりに観た。
何年か前に「あの映画のタイトル何だっけ」ってなって調べたはずだけどまた忘れてた。
観たのはこれで3回目ぐらいだっただろうか。もっとかも。



過去に戻るタイムスリップもの。

前も思ったけど、結構セリフ劇というか、歴史を変える是非について議論してたりして、真面目なSFだなあという感じ。
というか、登場人物たちが真面目なのかな。
真面目で良心的な現代人。


時の流れや自然の大きな力の前には人間は無力だなあと感じる。

80年代のアメリカ映画っぽい、派手なアクションやストーリーを予想していると肩透かしを食う。
色々事件は起こるんだけど、結局主人公たち何もしてないよなあって感じで。

でもそこが好きで、しばらくするとまた観たいなって思う。
だから今回は保存もしておいた。

日本人だからあの結末にホッとする面も100パーセントないとは言えないかも。



こういうタイムスリップとか歴史を変えようとする物語で、タイムパラドックスのことに言及されたりするがどうなんだろう、「過去に戻って歴史を変える」までを含めての「歴史」って考え方があったりしないのかしら。道や紐が

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こんな風に、戻ったところでまた折り返して未来に進むようなイメージで。

起きたことだけが「正しい歴史」とは限らないんじゃないか、とか。


でも過去を変えたらどうなるか、誰にもわからないわけで。
もし自分がそれを選ぶ立場だったらやっぱり迷って、やらなきゃ自分が死ぬとか、必ず世界が滅びるとかじゃない限り、何もしないことを選ぶんだろうなあと思う。


テーマ曲が「聖母たちのララバイ」の元になった曲(真似て作った)らしいんだけど、何も考えず観てて曲が流れる度に毎回そっくりでびっくりしてしまう。



去年観た時に、映画が作られた1980年が、タイムスリップした時代と現代とのちょうど真ん中へんにあることに気づいてハッとした。
「現代からかなり昔にタイムスリップした」ってストーリーなのに、この作品での「現代」が現実の現代から見るともう同じくらい昔になっている。


艦長役のカーク・ダグラス、第二次世界大戦に海軍兵として従軍していたらしい。
母が好きだと言っていた俳優さん。


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そういえば、この前何かを観てて「歴史が変えられたことはこれまでは一度もない」みたいなセリフが出てきて、混乱してしまった。
それがわかるのだとしたら、未来から現時点より過去に行って歴史を変えたらそれもわかるはずだけど、でも未来に起こる「過去に戻って変える」は現時点ではまだ起こってないってこと??

過去や未来に自由に行き来できるなら、物事の前後関係ってあまり意味がなくなってくるのかもしれない。
たとえば「今日からタイムトラベルできるようになった」とか。

この先の未来に過去へのタイムトラベルができるようになるとして、じゃあどうして誰も未来からやってこないのだろうか。地球をそっと見守る宇宙人みたいに過去に干渉しないようにしてるのか。

元々何の知識もないのに睡眠不足(今週も若干)が輪をかけてとてもバカなことを言ってる気がするが、すみません。