ここ数年、収入はさほど増えていないのに食品の値上がりが止まらず、汲々としている。

食パン、ヨーグルト、牛乳、卵、肉類、野菜といったよく買う食品が軒並み2、3割お高くなっている。

100円のものが120円、130円になっても20円、30円の差にしかならないのだが、塵も積もればで合計金額が前なら3000円だったのが3600円、5000円だったのが6000円(3割増ならそれぞれ3900、6500円)となってくると、かなり大きい。

更に清算の時に消費税が加算されて予想よりだいぶ大きな金額になってぎょっとする。


いや、わかりますよ。
きっと今までが安すぎたのでしょう。

原料の価格も光熱費も燃料費も上がっているし、従業員にもちゃんとお給料を払うべきだし。

…ただ、自分の収入が増えないと、ついていくにも限界というものがある。


というわけで、なるべく節約するようにしている。

しかし、ケチったせいで栄養不足になって、病気になってしまっては本末転倒。

だから最近、どうやったらかかるお金と手間をあまり増やさず、栄養を減らさずにおかずをボリュームアップできるかを時々考えている。


その要の一つが「おから」。
いつも利用しているネットスーパーの一つで、300グラム入りの生おからが100円ちょっとで手に入る(最初見た時は99円だった)。

これを色んな料理に足して、たんぱく質と食物繊維を増量している。


「これに足したら良いんじゃないか?」「この料理はおからでもできるんじゃないか」と思いついたら、入れても大丈夫かとか、レシピとかを検索する。
そうすると、大抵思いついた人が先にいて、レシピが出てくる。


今までにやって特に気に入っているのは

・ポテトサラダ
・だて巻き

の2つ。

おからはちょっともっさりした食感で入ってる量が多いと喉に刺激があってむせてしまったりすることがあるが、ポテトサラダだと500~800gに対して一袋混ぜてもそこまでモサモサしない(多少はする)。
マヨネーズでまろやかになっているのかもしれない。

だて巻きは、おから・はんぺんを使うレシピと、「フライパンで」「ビニール袋で」できるやり方などを検索で見つけて、色々組み合わせて作ってみた。
少々巻きがゆるくなったが、味は市販のだて巻きと遜色ないぐらい美味しくできた(市販のはもう少し魚の味が濃いかもしれないが)。手前だて巻きですが。
しっかりした生地だけどおからの食感はあまりなかった。はんぺんのふわふわと卵の相乗効果かもしれない。
円筒形より四角形にした方が冷凍庫にはしまいやすいかもしれない。


何度かやって懲りてるのについついまた作ってしまうのが、ミートソース。
味はそこまで悪くないんだけど、色が何とも食欲をそそらない。
ミートソースは肉の茶色かトマトの赤でいて欲しいけど、おからの白でいかにも味が無さそうなぼんやり中途半端な色になってしまう。
量を増やしちゃってるから、冷凍に入りきれないと連日同じおかずになり、食べる度に気が滅入る。
もっとトマトを増やすとか、小松菜などの緑を足すか、チーズを乗っけて焦がすとかすればマシに見えるだろうか。

豆腐に山椒や胡椒を足して麻婆豆腐に味変した時は白麻婆って感じでなかなか良かった気がする。
豆腐の白が加わるだけでちょっと料理らしくなったのかも。

 


まだやったことはないが、アイスクリームなんかもいけるんじゃないかと思っている。
シャーベットとかジェラート的なものならあの食感もかえって生きる気がするし。



もう一つ、おから以外で時々やっているかさ増しは、「キムチ」である。
こちらは、何かに足すんじゃなくて、何かを足して増量している。

よく足すのは
・白菜
・大根

である。

他にはキュウリ、キャベツなども。

そのまま足しても良いが、少し塩でしんなりさせて水気を絞ってからの方が早く馴染むし、冷蔵庫にしまいやすい。
加熱して冷ましてから使うこともある。

夕飯は野菜とたんぱく質おかずとご飯で一通り栄養が摂れるようにしているつもりだが、朝とお昼は炭水化物、あって納豆とか卵だけになることも多い。
300gぐらいのキムチに同量~倍ぐらいの野菜をプラスしているから、数日間たっぷり食べられる。

柔らかく煮た冬瓜とか、日持ちは悪くなるがジャガイモとかでも美味しいのではないだろうか。