(話の本筋でない部分の内容を含みます。細かいことを(または細かいことでも)知りたくない方はご注意ください)



2010年に録画しておいたものを観なおした。


評判はあまり良くないみたいだけど、やっぱり好きなんだよなあ。

特に好きなのが、主人公たちが色んな曲の演奏時間を覚えていて、時計の代わりに歌いながら仕事をするという場面。
ミュージカル映画じゃないんだけどミュージカルみたいで小粋で楽しい。

あと、こっちはすっかり忘れてたけど、美味しいカプチーノを飲もうとすると邪魔が入ってなかなか飲めないところも好き。
いつになったら飲めるのか、そのままずっと飲めずに終わるのか、全く記憶になかった。

主人公と仲間はずっと軽口ばかり叩いてるし、敵も癖が強い人ばかりで、全体的にコメディというよりギャグ漫画のようで、深く考え込まずに安心して笑える。

ダイ・ハードみたいな正統派?アクション映画(ってあっちもそこそこコメディって気はするが)かのように宣伝したから思ってたのと違って評価が低くなったという話が出てきた。
実際どうだかは知らないが、楽しい映画なのにヒット作にあやかろうとしたために本来こういうのが好きな人に観てもらう機会が減って、逆にこの手のを観たい気分じゃない人が観たとするともったいない。
てか、「ダイハードみたい」なんだったらダイ・ハードを観ればいいや、ってなって宣伝効果もあまりないんじゃないかな?ちょっと毛色が違うと思ったらそっちも観てみたくなるけど。
と思うのは自分だけだろうか。

コードネームがお菓子のキャラの一人がCSI:マイアミのホレイショ役のデヴィッド・カルーソなのも全く覚えがなかったけど、2010年にはCSIマイアミをもう観てたはずだし、ここ数年にも1回はこの映画を観てるはずだから、きっと私は観る度にびっくりしているのだろう。
ホレイショもそんなにお喋りじゃないし割と寡黙な役が多そうなイメージだけど、セリフがほとんど(いや全然?)ないのもびっくり。


え?まさかのファミコンソフトも出てたのか!知らなかった。(Wikipedia情報)
だからタイトルに聞き覚えがあったのかな…?忘れてるだけで、ゲーム雑誌よく読んでた頃は知ってたのかな?
エピックソニーでハドソンじゃないのね。



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曲の演奏時間だけど、そらで同じ時間で再現するということは実際にはとても難しい。
相当聴き慣れていて、かついつも何をしながらでも同じように再生できる必要がある。
人間は心拍数とかでテンポの感じ方が変わるから、緊張すると走ったりしてしまう。

(そういえば「Dr.STONE」の千空は、知識全般も科学の好きさ加減も前向きな心もすごいけど、時間経過を地道に数えられるのが実は一番すごい気がしている。)

昔自分もアニメなどのエンディングが流れてる間にトイレに行って、茶の間に戻ってきた時にもタイミングがずれてないように歌い続けるっていうのをよくやっていた。
子どもの頃は得意だったんだけど、最近はめっきりずれるようになった。最近の曲は速かったり複雑なのが多いから聴きながら歌っても元のテンポでついていくのがやっと、というのもあるかもしれない。



音楽が流れる中で仕事するといえば、「クローサー」(2002香港・米)も、激しいアクションとカーペンターズの名曲「Close to You」(劇中の演奏は登場人物の一人)の組み合わせがかっこよすぎて印象に残っている。



俳優は基本セリフを喋る人という固定観念があるからか、他の人は喋っている中、セリフがないか極端に少ない人って印象に残る…というか自分がそういうキャラが好きなのかもしれない。
「ラヂオの時間」のトラック運転手(渡辺謙)とか「ゴールデン・スランバー」の小鳩沢(永島敏行)、ドラマ「竜馬におまかせ!」の人斬り以蔵(反町隆史)とか…。
(印象に残るって言っといて記憶違いでいっぱいセリフがある人が混ざってたらすみません)

そういえばたしか「相棒」の捜査一課伊丹刑事役の川原和久さんを時代劇で観た時も寡黙な役だったような…ずっと鬼平犯科帳だと記憶していたのだけど、検索したら「御家人斬九郎」らしい。
同じ水曜の夜8時フジテレビ放送の時代劇だから頭の中の同じ引き出しに入ってたのかな。不思議。
すごく印象に残ってて(でももう強烈に印象的だったってことしか記憶にないのだが)また観たいなあと思ってたけど、鬼平だけチェックしてたらずっと観られないところだったわ。