古本屋と新古書店の違い……なのか? | 御意見募集中@コネタ専用

古本屋と新古書店の違い……なのか?

 これは昨日、買い物に行ったときの話です。



 昨日の買い物では、武道具店で杖を買う他にもあちこち回るつもりだったのですが……もちろん杖を買う前に(そんなん持って商店街うろうろしてたら悪目立ちするじゃん! 万が一元の部活の人と遭遇したら嫌だし!!)。
 しかし、一番始めに入ってしまったのが古本屋だったため、マンガなんかを立ち読みしてつい時間をつぶしてしまい……。しかも間の悪いことに、この日はDESTINYの録画予約しておくのも忘れていたため、やむなく放送時間前に杖だけ買って帰宅とはなったのでした。



 そんなわけで、古本屋でのこと。
 一応言っておくと、その店はやはり古本屋なのであって、新古書店ではありません。もっとも、今まで自分はそこであまり高い本を買ったことがなかったので、ほとんど新古書店と変わらない感覚で利用していたのですが……。

 岩波文庫の棚を物色していたら、老舎の「駱駝祥子」を見つけました。昨年度の文学の講義(「中国白話小説を読む」)で老舎の話は聞いていたんですが、未だにその代表作をほとんど読んだ事がないので、買ってみようと前から思ってました。
 そこで、その本を引き出してぱらぱら中をめくり、裏表紙を返して値段を確認すると……


   2000円。


 え!?……
 どう考えても元より高い値段がついてる。というか、こんな値段がついた岩波文庫なんか見たことない。
 これは何かの間違いじゃないだろうか。



 ……即座にそう判断した自分は、それでも一応その本を脇に抱えて、しばらく物色した後で、他の本(これまた同文庫の「バガヴァッド・ギーター」と「夜叉ヶ池・天守物語」、お値段は250円と150円だったり)と一緒にレジに持っていきました。

 店の人が会計しようとしたところでちょっとと言って、「駱駝祥子」を見せて訊きました。


 「あのう……この本、この値段て、本当なんですか?」


 店の人は裏表紙をめくって確認して……


 「……はい、うちは考えて値段つけてますから。この値段でいいんです」


 「…………じゃあ、これはいいです」



 こうして「ギーター」と「夜叉ヶ池」だけ買ってきましたが、納得が行かない……というか、世の中には2000円の岩波文庫も存在するという事が、やっぱりどこか信じられませんでした。



 ……確かな理由は、奥付とかよく確かめたわけじゃないので推測するしかないのですが。もしかしたら絶版になってるとかいう事なんでしょうか? だったら納得できないこともないですが……。


 ほとんど新古書店しか知らない田舎者or貧乏人ですいません。