雨上がりの道にはハルジオンが咲いていた。
慌ただしくキャンプ場へ向かう。
志高湖へ到着したのは14時。
天気は曇り。
由布岳と鶴見岳は雲に隠れている。
梅雨の途切れに急遽決めたキャンプだから、
雨が降らなきゃそれでいい。
サイトの端にはネットの囲いが出来てる😲
どうやら白鳥の雌が中で卵を温めている様子。
周りでウロウロしているのが、雄らしい。
時々こちらを睨んでる様な😓
「うちの卵に近づくなよ!」 ってな雰囲気(笑)
この志高湖周辺は「阿蘇くじゅう国立公園」
自然の生態の秩序を乱してはいけない。
そんな国立公園に(テンマク)パンダ出現(笑)
せっせと荷物を降ろしてたら、
ハイキング中の年配者らがやって来た。
男1人女2人の賑やか3人組だ。
「あんた、卵を温めてるんかえ?」
3人はネットの白鳥の雌を覗き込んで
辺り構わずお喋りしてる💧
雌が何とも言えない低い声で鳴いている。
長い杖を握った人間達に包囲され、
白鳥にはさぞや脅威だろう。
カムイを見て、
ご婦人のひとりが話し掛けてくる
「今から帰るんですか?」
何故に誰彼構わず問いかけるのだろうか(笑)
湖畔の空気を読めない3人組が去った後は
静かな湖畔が戻ってきた😅
ムササビ(タープ)も登場(笑)
大して荷物もなく、簡単に設営を終える。
白鳥はバイクの音が気に入らなかったのか、
威嚇されたらしい(笑)
連泊中で明日帰る予定らしく、 天候が優れず、
由布岳が全く拝めていないそうだ。
是非とも志高湖の絶景を見て
帰ってもらえたらと、明日の天候回復を祈った。
今回は新カムイ3号を積んで来た。
離れたトイレはこれで楽に行ける(笑)
5月のキャンプに家族で訪れた「桜湯」
入浴客は2名だけ。
夕方の時間帯の割に空いている。
露天から浸かって、内湯に入る。
肌に馴染む優しいお湯だ。
志高湖へ戻り、
スーパーカップで涼を取る。
ネットから白鳥の雄が出てきた。
「何で戻ってきたんだ」
と言わんばかりの彼が睨んでる(笑)
卵と妻を守る一生懸命な彼の圧を感じる😅
夕食の準備。
今夜は「ビビンバ」と「ワカメしじみスープ」
日の入りを待って焚き火台の火入れ。
焚き火を眺めながらお茶を淹れる。
鶴見園の知覧茶と菊屋さんの「瑠異紗」
焚き火は燃え尽きて、22時半就寝。
4時起床。
天候が気になって早くに起きてしまった。
今回は二連泊なので、
急いで起きる必要はないのだか(笑)
残念ながら、由布岳は雲に包まれている。
お湯を沸かして、珈琲の準備。
今朝の珈琲豆は湯布院青空焙煎所。
ウグイスやイカル等の野鳥の美声に混ざって、
ヤマバトの下手なオカリナが聞こえてきた(笑)
山影が見えてきたので、幾分か好天してる様な。
白鳥がそこらの草を食べているの見て、
こちらもお腹が空いてきた(笑)
朝食はコーンクリームとトーストに
大神ファームの「ローズ&ラズベリージャム」
白鳥に習い、食物線維の胡麻ドレキャベツ。
天候回復を喜ぶお隣さんは白鳥を撮る。
あれはお隣さんへの威嚇ポーズ?(笑)
お隣さんがチェックアウトされるそうなので、
バイクのお写真を1枚撮らせて戴いた。
実は彼は愛媛のキャンプ場
「グリズリーBBQ&CAMP」のオーナーさん。
現在は息子さんが管理しているらしく、
長年バイクキャンプで日本中を訪れているそうだ。
素敵な出会いに感謝して、
今度は愛媛でお会いする約束をしてお別れした。
お隣さんが去った後、カムイは湯布院の町へ。
何件かお目当ての店を回って買い出しする。
相変わらず観光客が多い。 しかも、ほぼ外国人。
昔から知っている町なので、
誰が今の姿を予想出来たろうか。
志高湖へ帰還。
お昼は「由布のとりめし」と「金賞コロッケ」
アマノフーズの茄子の味噌汁も。
カワセミが飛んできた。
この湖では初めての遭遇♪
気分上々で珈琲を淹れる。
「パンとエスプレッソと」の珈琲と
フルーツケーキ。
キャンプ場から割引券をもらった「桜湯」へ。
湯上がりはソフトクリーム(笑)
近くの便利な「トライヤル」に寄ってお買い物。
志高湖に戻る。
「燻す家」の「スモークチキン」
ホットサンドメーカーで焼く。
素晴らしい景色に尚更美味しい。
トライヤルで買ったトウモロコシを焼く。
卵かけご飯用の醤油しかない(笑)
日の入りを待って、
スウェーデントーチに点火。
リッチな湯布院牛のカレーと
栗カボチャのポタージュスープ。
静かな湖に夕焼けが溶けてゆく。
1/fゆらぎを見つめながら、
最後の夜に想いを馳せる。
焚き火の眠りを見届けて、21時就寝。
4時少し前起床。
今朝の珈琲は湯布院の
「cafeボン・ボヤージュ」の深煎りドリップ。
早起きな鳥達の声が湖に響き渡る。
ランタンを消す。
朝食準備。
塩パンの玉子サンドを作る。
コーンクリームも。
刻々と変わる風景を眺めながら食事。
夏へと変わる季節を教える鰯雲。
いつまでもここで過ごしたいが
今日は午後から仕事。
名残惜しみつつ、片付けに取り掛かる。
次はいつになるだろうか?
暖かな太陽の光に包まれて、
テントもタープも無事乾いた。
ふたり(2羽)のアットホームの邪魔をして
大変申し訳ない😅
きっと彼は今
最高の幸せに包まれているのだろう。
次回は可愛い雛に会えることを期待して、
カムイはゲートに向かった。