今日はこの本。
若手の精神科医が
病院で見送った人たちの
思い出をつづった本です。
精神科の単科病院は
医療的には
老健とあまり変わりません。
レントゲンやCTが撮れる、
医療保険が使えるけど、
まあ治療レベルとしては
一緒くらい。
だから
肺炎など
精神科以外の病気になったら
他の病院に搬送するかどうか、
どこまで治療するべきかなど
老健と同じような
悩みがあります。
そして
老健と最大に違うこと。
その治療について
本人以外に決めてくれる人が
いないことが多い!
何十年も入院して
家族と縁が切れてる人が
少なくない。
どうするのかな~と思ったら
病院の倫理委員会で
話し合うんだって。
この病院だけかな?
精神科では一般的?
決める家族がいないと
延命治療になりがちです。
結果はどうであれ
できる治療はする、
っていうのが
今の医療の基本だからね。
正直、
精神科病院は
もっと静かに見送るのかと
思っていましたけど。
もともと
医者向けに書かれた本です。
そのせいか、
お涙頂戴なところはなく
淡々と描かれています。
精神科病院ってどんなとこか
興味ある方は
ご一読ください。
★介護については
こちらの本もぜひ
いつもお読みいただき
ありがとうございます。
今日は何位かな↓