先日
病院さんの勉強会で
解離性大動脈瘤の
「開腹しない」
治療法の
レクチャーを
受けてきました。
要するに
人間の一番大きな血管、
(大阪で言う御堂筋!?)
3層構造になってるその血管の壁が
パイ生地みたいに剥がれて
壁の中に血が流れ
その圧で
血管が裂ける病気。
頓死する人も少なくありません。
裂けてからだと
救命率が低いので
「裂けそう」なときに
事前治療が必要です。
昔は
裂けそうな血管を切り出して
人工血管に入れ替えるしかなく
結構な大手術なんですよね。
「裂けそう」であって
「裂けてない」。
つまり無症状なんです。
この状態で大手術って言われても
なかなかね~。
それが、最近は
血管内治療がある、と。
裂けそうな血管はそのまま
内腔に管を入れるんだって。
すごいな~。
これなら
ある程度高齢でもできそう。
ステントグラフト入れていても
血管がやっぱり裂けちゃう人も
いないわけじゃないみたいですが
選択肢として素晴らしいですね。
昔むかし、
研修医の頃
血管裂けそうだけど
手術できる体力もない
高齢男性の剥がれた壁が
自然にくっつくのを
ただただ毎日
祈ってたことがありましたが
(血圧を下げれば
中で血が固まって
くっつく人もいる!)
今なら
これで解決だったかも。
日進月歩ですね~。
★介護のことを
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