私の施設では
ずっと
お看取りの方には
手や足の血管から
点滴を入れる、
「末梢点滴」を
してきました。
血管が
とれなくなったら
点滴終了です。
でも最近
在宅医療では
高齢者には
「皮下点滴」をすることが
増えているようです。
昔からある手法ですが
最近めっちゃ
増えてる気がする…。
お腹や太ももの
皮膚の下に針を留置します。
皮膚の下に点滴を入れ
ゆっくり吸収してもらうのです。
手足から点滴しても
皮下に「漏れる」ことがありますが
最初からそれを行うのです。
お腹の皮下は広いので
腕のように腫れたりはしづらく
どこに刺してもOKなので
血管を探して
何度も刺す必要がありません。
急速点滴や大量点滴は無理ですが
高齢者に少しだけ
ゆっくり点滴するには
良い手法です。
万が一抜けても
ほとんど出血しないので
医療者がいない在宅に
向いています。
最近は
最初から
末梢点滴ではなく
皮下点滴を選ぶ先生も
多いのだとか。
うちもとうとう
皮下点滴をはじめました。
血管がない!
本人が抜いちゃう!
(腕の点滴は
抜かれやすい)
ということも少ないので
快適です。
でもね~
なかなか「禁断の果実」感があって。
いつまでも点滴できちゃうので
辞め時がわからないというか
「延命期間」が長くなるというか。
いいのかな。
本当にこれでいいのかな。
いつまでも
点滴されるって
いいことなんだろうか…???
まあ
いつでも点滴できるので
入浴日に合わせて、とか
熱が出たら、など
臨機応変に点滴できるのは
気が楽ですけどね。
いつもお読みいただき
ありがとうございます。
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