高齢者施設で
看取りが近づいてくると
眠っている時間が増え
一日うつらうつら。
声を掛けたら
目が開くけれど
すぐまた眠ってしまう…の繰り返し。
こういう方が多いです。
ずっと眠っているから
当然食事がとれず
点滴はしていますが
ご家族にすれば
点滴だけではなく
「やっぱり
何か食べさせてほしい」
食べられないかもしれない、
でもトライしてほしい。
気持ちはわかるので
プリンなどを
持ってきていただき
無理とわかりながら
一口、
口の中に入れ
結局飲み込めず
拭きとったりしています。
(そのままにしておくと
何かの拍子に喉に入って
窒息するかもしれないので)
今までたくさん見送ってきた
職員にすれば
「…起きないんだし
無駄ですよ。
それにこの状態で
口に入れたら
危ないです。」
ってことなんですけど。
本人だって
食べたい気持ちは
もうないのかも。
いや、
きっとないのでしょう。
なのに
口の中に
何か入れられて
それを拭き取られるって
どうなん???とも思う。
でもね~。
治療らしい治療ができない、
老健だからこそ
病院ではやらない、
「無駄なこと」も
やりたいなあと思うのです。
本当は
もう食べられないって
家族だってわかってる。
でも
ひょっとしたら
もしかしたらって
思いたいんだよね。
………
偽善かなあ?
いつもお読みいただき
ありがとうございます。
今日は何位かな↓