少し前に
息子さんの強い希望で
胃ろうにした90代の女性。
胃ろうにして
3か月くらいは
不明熱が続き
ベッドからも離れられず
じーっと
天井を見上げる生活…。
体に触れると
「もう触らんとって!!!
そっとしてといて!!」
って目を吊り上げて怒るし
さすがに
「胃ろうに
しないほうが
良かったな~」
と私も密かに
思ってました。
(言わないけど
息子さんも
そう思ってたかも)
が。
いつの間にか
熱も出なくなり
フロアで
車いすに座ってることも増え
「何か食べたいものありますか」
って聞くと
「何でも食べたいわ!!
甘いものでも
辛い物でもいいから
美味しい物!!」
と笑顔で
返事が返ってくるように。
実際にはまだ
少量しか食べられませんが
それでも
少しずつ
摂取量が増えているので
近いうち
昼食は経口にしようかなあって
思っています。
お母さんの「老い」が
なかなか受け入れられず
胃ろうを選択した、
息子さんですが
「本当はもう寿命なのに
施設で
看てもらっているから
生きてるんだなって」
とおっしゃるようになり
息子さんの
納得の時間というか
受け入れのための時間が
稼げただけでも
「胃ろう」の意味は
あったのかなって。
ま、
結果ちょっと元気になったから
そう思えるだけで
あのままずーっとベッドの上で
亡くなってたら
違う感想になった、
かもしれないですけど
それはそれで
「やりつくした」
って息子さん、
思えた気がする。
迷ってるなら
胃ろうにしても
いいなっていうお話。
(わたしは迷わないので(笑)
我が親にはしませんが)
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