先週いただいたコメントで
記事にしたいなあと
思ったこと。
それは
点滴には
2種類ある
というお話。
ご存じの方は
ご存じだと
思いますが。
わたしたちが
例えば熱を出したり
ごはんが
ちょっと食べられないときに
病院の外来で
手首とか
肘のところから
1回点滴する、
あの点滴と。
全然食事が摂れず
長期間
栄養の100%を
点滴から摂る人が
する点滴と。
実は
全然違うんです~。
手首や
高齢者なら
足の甲とかもあるかな。
ああいう
手足の端っこの
血管からする点滴は
ほぼ水!
ちょっとだけ
糖分とかイオンとか
入ってるけど
それだけで
生きていけるカロリーは
入っていません。
もっと
栄養たっぷり、
一日の必要なカロリーを
全部点滴から…という
ハイカロリーの点滴は
浸透圧が高すぎて
手足の血管からは
入らないんです。
なので
首の付け根とか
足の付け根とか
体の中心部に近い、
太い血管に
管を留置して点滴する。
これを
「中心静脈栄養」
と呼びます。
(どうでもいいけど
「中心静脈」という名前の
静脈は、ない…)
この点滴をするためには
手術…とはいわないけど
普通の点滴よりは
「医学的処置」っぽいことを
しないといけないので
高齢者だと
「やりますか、
やめますか??
どうしますか!?」
って聞かれる点滴です。
中心静脈栄養が入っていると
普通の点滴より
長生きできます。
ただこの管、
定期的に交換が必要だし
やっぱり
自分の胃や腸を使って
消化、栄養吸収したほうが
断然体にはいいので
胃ろうのほうが
ベターだと思います。
「胃に穴を開けるのは
怖いけど
点滴なら!」
っておっしゃるご家族、
多いですけどね。
他にも
手術が必要な、
埋め込み型の点滴とか
肘から長~い管を
中心部まで通してする
タイプの点滴もあったりしますが。
まあ
大枠はこの二つ。
今日はちょっと
お医者さんっぽかった??(笑)
いつもお読みいただき
ありがとうございます。
今日は何位かな↓