入所中のCさん(男性)。
気が優しいというか
気が弱いというか(笑)
ちょっと調子が悪いと
「ワシはもう死ぬんや」
と部屋にこもって
食事とれなくなるタイプ。
でも
若くてかわいい職員に
「え~そんなこと言わずに
一緒に食堂行きましょう~」
って言われると
「そうか~」
って脂下がって
元気を取り戻しちゃう、
かわいいおじいちゃんです。
先日も
「ワシはもう死ぬんや」
がまた始まって
食事拒否、
「ベッドから起き上がられへん」
って。
わたしは全然優しくないので
「え~、またですか~???」
↑ひどい。
「今度はホンマやねん。
右のわきがシクシク痛いねん。
もうすぐ死ぬわ」
「え~そう~???」
「ワシ、胆石があるねん。
あれがまた悪さしてると
思うねん」
「……」
熱もないし
なんか痛い場所が
胆石と違う気はしましたが
一応ご家族に電話。
「…父は随分前に胆のう取ってるので…。
それでも胆石って痛みますか???」
…いえ、痛みません。
いや、胆管っていう管が残ってて
そこに石があると
痛いんですけど、
胆管の中の石が悪さするときは
もっとガンガン熱が出たり
めっちゃ痛いと思うな~。
「もう、Cさん。
胆のうないって娘さんが言ってましたよ。
だからもう胆石は
悪さしませんっ(言い切るのが大事(笑))」
「…そうか。それならええんや」
どうするかなって
様子を見てたら
自分で車いすを動かして
食事しに来てました。
安心したら
お腹減ったのね。
こういう
狼少年さんは
本当に狼が来たとき
わかるかな~ってちょっと不安ですが。
でも
憎めなくて
やっぱりかわいいCさんなのでした。
お読みいただき
ありがとうございます。
今日は何位かな↓