お見送りが間近のHさん。
御年101歳。
だんだん
眠っている時間が増えてきて
まさに「老衰」。
このまま眠るように…と
思っています。
Hさんには
近所に住む長男さんと
遠方に住む次男さんがいます。
ふだんは
近くの長男さんが
こまめにお世話されていました。
お母さんの危篤の知らせに
仕事を休んでかけつけた次男さん。
「先生、
母が息を引き取るのは
いつくらいでしょうか???
それに合わせて
仕事の段取りをしようと
思うんですが」
うっ…その予想は
ものすごーくむずかしいんです…。
今日明日なら
このままここにいたい、
でも来週だったら
いったん戻って
仕事を片付けてきたい。
気持ちはわかります~。
でも正直、わからないんです。
「今日明日だと
思いますが…」
「何割くらいの確率ですか!?」
「…8割くらい???」
すみません、
決めにくい確率ですよね。
でも
何年やってても
何百人見送ろうとも
人の生き死には
やっぱり予想が難しいんですよねえ。
たぶん
産科の「生まれる」予想も
難しいはず!
昔、
年末に状態が悪くなった方がいて
そのご家族が実はお餅屋さんで
「年末はめっちゃ忙しいんです~。
先生、年明けまでなんとか~!!!」
って言われたことがありました。
なんとかって言われても、
神さまに祈るしか…。
この方は
結局年明けに亡くなって
でもそれは
私が何かしたわけじゃなく
本当に「神の采配」?
まあ
人間ごときには
どうしようもないことですねえ…。
いつもお読みいただき
ありがとうございます。
今日は何位かな↓