先日
施設で窒息事故がありました。
無事救命できたのですが
高齢者施設では
ままあることです。
窒息事故にせよ
急変にせよ
最初にすべきことは
「人を呼ぶ」
急変時
「コードブルー」って
全館放送で
人を集める病院もありますね。
(「レッド」のとこもある!)
どんなときも
とにかく人を集める!
そして
集まってきた人のうち誰かが
「救急車を呼ぶ」
窒息した食べ物を取り除いたり
必要があればAEDを付けたり
施設の医者を呼んだり
家族に連絡したり
いろいろやることはありますが
とにかく救急車です!
これが一番大事。
ご家族が家で窒息事故にあったら
何をするより前に救急車!
たとえ窒息が治って
「ごめんなさい、
救急車いりませんでした」
ってなってもいいから
救急車、です。
来るのに時間がかかるので。
窒息は1分2分を争います!
残った人は
ハイムリッヒ法にトライ。
勢いが大切です。
ためらわず
一気に圧をかけてください。
…あばら、折れるかもしれないけど…。
それで無理なら
横にして
肩の下に枕。
気道をできるだけ直線にします。
そして吸引機や掃除機で
異物除去を試みる。
声をかけ
痛みを与え
意識を呼び戻します。
このころには
救急車が到着…してるはず。
少しでも
空気の通り道が確保されていれば
救命できる可能性が高いので
たとえ詰めても
完全に
気道をふさがない大きさの食べ物を
提供するのも大切です。
特に掻き込みがちな人には
きざみ食、とか?
ゼリーは飲み込みやすいけど
窒息したときの事故は
大きくなるかもしれない。
年間1300人くらいが
窒息で亡くなっているそうです。
高齢者が実に9割!
完全に予防するのは
難しいですが
こういう事故は
やっぱり肝を冷やしますね…。
いつもお読みいただき
ありがとうございます。
今日は何位かな↓