高齢の方は
便秘の方が非常に多く
最近は
新しい薬も続々発売され
いろんな治療法が
推奨されています。
でも
やっぱり一番よく使うのは
酸化マグネシウム!
通称「カマグ」。
病院処方以外にも
薬局でも売っているので
飲んでいる人
めっちゃいっぱいいるんじゃないかな~。
酸化マグネシウムの効能は
「便を軟らかくすること」。
高齢者特有の
カチカチのお通じを
軟らかくし
出しやすくしてくれます。
主眼が
「軟らかくすること」
なので、
お腹も痛くならず
量も調整しやすいので
つい処方しちゃうんです。
日本での
年間処方者数
なんと4500万人!
が。
2008年
「重篤な副作用」の
注意喚起がなされます。
マグネシウム製剤なので
身体の中にマグネシウムが蓄積し
「高マグネシウム血症」になるのです。
2015年には
死亡例も報告され
その後も
死亡例が散見されることから
先日
再び注意喚起されました。
高マグネシウム血症の
リスクが高いのは
①長期間使用している人
②腎臓が悪い人
③高齢者
④便秘症
…って
わたしの患者さん全員にあてはまるや~ん。
定期的に
血中マグネシウム濃度を
測定することを推奨されているので
今後は測ろうと思います。
普段の一般採血の項目には
マグネシウム、入ってないんですよね。
ちなみに
高マグネシウム血症になったら
悪心、嘔吐、全身倦怠感なんかが
出るらしいです。
わかりにくい症状だ…。
何はともあれ
酸化マグネシウムを
長期間飲まれている方は
ご注意ください。
いつもお読みいただき
ありがとうございます。
今日は何位かな↓