先日

面会にいらっしゃった息子さん。

とても困った顔で

「相談があるんです…」

 

入所しているのはお母さん。

食事から何から

すべてに介助が必要な介護5。

でも

コミュニケーションはバッチリとれて

穏やかにニコニコされている方です。

 

入所前は

ご主人(お父さん)と二人暮らしで

今もご主人は

せっせせっせと

面会に来られている仲良しご夫婦。

息子さんのお困りごとは

このご主人。

 

 

「どうしても父が

母を家に連れて帰りたいと

言うんです」

 

息子さんは

少し遠方にお住まいで

介護は手伝えない、

なのに

お父さんは絶対

お母さんを連れて帰ると。

反対する息子さんと

毎日大ゲンカ、だそうです。

 

「先生から

連れて帰れないと

言ってもらえませんか」

 

息子さんの気持ちはわかる!

でも

介護5で

サービスはいっぱい使える、

全身状態良好で

暴れたり叫んだりもナシ。

歩き回るでもなく

トレイもオムツで大丈夫。

ごめんなさい、

取れて帰ろうと思えば

連れて帰れる状態です。

 

以前にもブログで書きましたが

「在宅復帰できる確率を

計算する式」

というのがあります(詳しくは忘れた!)。

立てる人は〇〇点、

トイレ自立は△△点…と

点数化していって

すべてを掛け合わせ

帰れる確率を

計算する式なんですが

最後に掛けるのは

「ご家族の気持ち」。

どんなに

そこまでの点数が高くても

ご家族の気持ちがゼロなら

点数はゼロ、

反対に

どんなに点数が低くても

ご家族が

「帰す!!!」

と思っていたら

高得点になるという

素晴らしい計算式です。

だから

ご主人が連れて帰りたいなら

連れて帰れるんですよね…。

 

「いくら息子さんが説得しても

お父さんに納得してもらわないと

後々遺恨が残ります。

ショートステイも準備しますし、

1週間でも2週間でも

帰ってみたらどうですか????」

 

反対に在宅を勧められて

しょんぼりして

息子さんは帰られました。

どうなりますかねえ????

 

いつもお読みいただき

ありがとうございます。

今日は何位かな↓

 

にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 介護ブログ 高齢者福祉・介護へ
にほんブログ村