「おむつを外そう!」
「トイレに連れて行こう!」
という介護が
最先端というか
新しい!素晴らしい!という
時代がありました。
もちろん
この流行(?)のおかげで
本来トイレに行けるのに
オムツのまま放置されていた人が
トイレに行けるようになった、という
うれしい側面がある一方、
トイレで排泄せず
パット内に出ちゃってる、
一瞬も立てないような人まで
職員二人がかりで無理やり
トイレに座らせる…ということにも
なっていたりします。
わたしたちも
「たとえトイレで排泄できなくても
トイレにできるだけ
お連れするのが
良い介護」
だと信じてきました。
家族さんも
「トイレに連れて行ってもらえてる」
という満足感があると思います…。
最近
「持ち上げない介護」という
新しい流れが出てきて
本当に
前述の介護は正しいのか、
良い介護なのか、
利用者さんのために、
スタッフのためにどうなんだ、という
見直しというか
新しい考え方になって
コペルニクス的転換というか
正直、戸惑っています。
どっちが正しいんですかね?
トイレにお連れしても
おむつが外れてるわけじゃないけど
やっぱり
長年しみ込んだコンセプトがあるから
トイレに連れていきたい、と
思っちゃう。
でも……。
わたしたちの頭の中も
バージョンアップが
必要かもしれません。