長く体調を崩されて
ようやく元気になった方がいます。
元気になったら元気になったで
ベッドから起き上がろうとして転ぶことが増え
ご家族の悩みも増えています。
「転んでまた骨折したらどうしよう」
そうなんです。
元気になりかけ、が一番転ぶ!
調子が悪ければじっと寝てるし
本当に元気ならしっかり歩けるんですが
その移行期が危ないんです。
だからといって
「寝ておいてください」
では歩けるようにならないし
転んでけがをしたら
また一からやり直しだし。
職員がつきそうといっても
24時間その方に付き添うのは無理です。
「ベッド柵をあげてもらうっていうのはどうですか?」
とご家族に相談されました。
ベッドの柵は「拘束」なので
老健ではできないんですが
それよりなにより
ベッド柵をして
その柵を乗り越えて転ぶ人もいるので
かえって危ないんです。
結局
できる対策としては
ベッドをできるだけ低くする
床にマットを敷く
昼間はベッドを離れて
職員の目の届くところで
起きていただき
夜は疲れてゆっくり眠る‥
といったところでしょうか。
(ベッドを諦めて
布団を敷く、という施設もあると思います)
そして
「転びませんように!」
という念を送る‥。
せっかく元気になられたので
転ばずもっと元気になってもらえるよう
リハビリ、がんばりましょう~。