わたしの施設は

介護老人保健施設なので

「終身」の施設ではありません。

世間的には

3-6か月の入所期間があることになっています。

(実際は施設によります。)

 

だから

「長いおつきあい」にはなりにくいのですが

どうしても自宅に帰れず

数年にわたり入所している方や

入所→在宅復帰→入所を

繰り返している方もいるので

長いおつきあいの方もいっぱいいます。

 

ご本人の性格や病歴はもちろん

家族構成から

経済状況、

昔の職業まで

いろいろ知っている上でおつきあいするのは

楽しく、お互いに便利なものです。

 

今日も

入所→在宅→入所を繰り返している方が(今は在宅)

家で転んだと連絡がありました。

入院するほどではないけれど

家にいるのは不安だ、と。

「あー○○さんね、娘さんも遠方だしね。

薬はアレとコレだったけど、病状は変わってないのかな?

変わってない?

だったら今日から入所しとく?

あ、でも△△さんと折り合いが悪かったっけ。

じゃあ別のフロアで‥」

とサクサク入所が決まりました。

こういう施設があれば

在宅生活も安心かなあ~と。

 

 

昔、

田舎の病院にいたとき、

腹痛で救急搬送されてきた患者さんがいて

看護師さんが

「あーこの人昨日××で○○食べてたからね~」

と夜ご飯のメニューまで知っていて

びっくりしたことがあります。

まさに地域密着(笑)。

個人情報にうるさい世の中ですが

超高齢者社会には

こーゆーことも必要なのかなと思います。