ものすごーくうなづいてしまう認知症専門の先生の

ご意見を引用させていただきます。

 

‥‥ガイドラインには「認知症の周辺症状には、薬物療法よりもまずは非薬物療法を」と書いてありますが、

現場の声としては圧倒的に「そんなことは、とうの昔にやっているよ」でしょう。

プロとして働き続けたいと願いつつも、「人として」疲弊して現場を離れていく介護職員は多いと思いますが、

その一因として「ガイドラインに則った、非薬物療法の押しつけ(強制)」ということもあるのかもしれません。‥‥

 

そーなんですよ。

非薬物療法はスバラシイ、でもそれだけではどうにもならない人もいっぱいいる。

 

積極的に薬物療法を併用していくべきだ、と私も思います。

 

まー時々

「先生、早く薬で何とかしてください!」

ってあんまり気軽に言われて

「いやあ、それはまず、介護のケアでがんばるべきところでしょう」

っていう時もありますけどね。

特に認知症の方は環境が変わると一時的に悪化することも多いので

入所してすぐ

「先生~」

って言われると聞こえないフリをします(笑)。

でもいつまでも

「介護のプロでしょう、なんとかがんばれ!」

じゃあ医者として芸がないですよね~。