先日、この本を読みました。

久しぶりに面白かった!

 

 

介護施設で死ぬということ 高口光子 著

 

最近看取りの患者さんが相次いでいるせいか

ついつい人の最期について考えてしまいます。

 

病院でもたくさん見送りました。

もちろん施設でも100人以上お見送りしています。

でもね、いつも「これで良かったのかなあ」って思います。

で、いろいろ考えて「よかったよね」って。

 

この本の後半は事例紹介みたいになっていますが、

「施設での看取りを希望」してたはずなのに

最期の最期に救急搬送を希望してしまう家族の葛藤やら

迷いがリアルに描かれていて、

「そうそう!そうだよね」って共感しました。

 

家族と一緒に迷うのが仕事だと思っています。

某医療系掲示板で

「何もしないことが本当に医療ですか!?」

と看取りについて議論されていましたが、

何もしないのではなく、一緒に迷い悩むのです。

それが医療だと私は思っています。