土曜日は上京すると東京都葛飾区小菅にある東京拘置所まで
東京拘置所矯正展に行ってきました
刑務所の矯正展には時々行きますが拘置所でもやってた知る知らなんだ
東武鉄道伊勢崎線小菅駅に降りるのは始めて。
駅前広場のない小さな停留場ですね。
東京生まれの私ですが東京西部にはあまり行かないからなぁ・・・
水路を左回りして拘置所正門側へ。
左側に見えるのは職員官舎のようです。
この水路は古隅田川とのこと。
現在の荒川は人工的に作られた荒川放水路だし、
現在の隅田川の流路も昔は大分違っていたそう・・・
矯正展の入口は東京拘置所正門では無くて小さな通用門でしたな
差入屋さんって・・・あまり聞かない商売ですね。
お隣は弁護士事務所
失礼ながらあまり儲かってなさそうな弁護士さんみたいな感じ
保釈保証金立替いたします・・・か
日本保釈支援協会さんってのも初めて知ったなぁ
コレは自衛隊のLAVが走っていたので思わずパチリしたもんです
9時になりハイ、入場
刑事施設でも刑務所と拘置所（と留置所）には厳格な区別がありますが、
ココでは割愛。
9時半にテープカットセレモニー。
１日署長は緒形直人さん。
意外と小柄で目立たない（オーラがない）人でむしろ驚いた
遠くから眺めると吉岡秀隆さんっぽい。
矯正展でしか買えない受刑者作製製品の売店を巡る緒形さん。
近くから眺めても「普通の人」なんだよなぁ・・・
昭和の名優のお一人であった緒形直人さんの御子息なんですよね。
先ずは「刑務所のパン」を買ってから「刑務所のカレー」を購入しようと思ったのですが・・・
コレは悪手でした
パンを買って直ぐに「刑務所のカレー」の行列に並んだのですが・・・
もう果てしない長蛇の列
諦めました。
そっか・・・先ずカレーの方の行列に並んでからパンを購入すべきだったんだ
初めてなので分らなかったです。
歴史的には小菅集治監→小菅監獄→小菅刑務所→東京拘置所ですか。
そもそもの東京拘置所は巣鴨にあったのが、終戦直後にGHQが戦犯収容のために接収。
そのために東京拘置所は巣鴨→小菅へと移転となったというわけみたい。
小菅刑務所時代の施設が保存されています。
1923年（大正十二年）の関東大震災で煉瓦構造であった小菅刑務所は全壊。
その後1929年（昭和四年）に再建された刑務所が事務棟として現存しています。
矯正展の時は内部見学出来ます
モダンな構造で驚きました
。
旧所長室のソファー。
お洒落
昔の資料も展示。
かつての小菅（東京）集治監。
美しい煉瓦構造だったんですな
まぁ巨大地震が多い日本においては煉瓦は不向きですが・・・
そもそものこの場所は官営の煉瓦工場があったとのこと。
だったら囚人に煉瓦作らせた方が安上がりだぞってな訳で、
市ヶ谷監獄を小菅に移転したらしい
入口が内開きなのは何だかなぁ
いざという時は誰でも容易に建物から逃げられる外開きにしないと危ないぞ。
昭和四年の建物なんだからさ。
あ～・・・朝に見たLAVも展示されていて子供に大人気
「１普」とあるから、陸自練馬駐屯地からやって来たんですな
ステージでは何かイベントやってました
でも小雨が降ってたのが何とも残念
結構な規模の大きさの矯正展で驚きました
全国矯正展は別として・・・
首都圏で最大の矯正展は府中刑務所文化祭だと思い込んでたから
東京拘置所を一般人が公然とカメラで撮影出来るのはこの時だけですな
X構造の一見奇妙な構造は刑務所ではお馴染み。
屋上は運動場なのかな
拘置所は基本的に裁判中の未決囚の方々が収容される施設なので
規則的には刑務所より緩いようです（無罪の可能性もあるわけですから・・・）
まぁ私は逮捕・起訴された経験がないのでよく分かりませんが
何だか施設が造築されているようです。
こりゃ収容される監房の方角の向きによって当たり外れがあるなぁ
天候がイマイチなのが残念でした
まぁザンザン振りの大雨よりも遙かにマシではありますが・・・
13時から防衛大学校生と生徒のファンシードリルもあるし、
まだまだ見足りなかったんですが・・・
夕方から二本松市に行って二本松提灯まつり提灯祭に行きたかったので
11時半に拘置所を後にしました。
来年はもっとジックリと・・・ですが、日程的には同じになるんだろうな。
今回Getしたモノ。
いわゆる刑務所のパン、１ヶ200円。
府中刑務所のパンよりも柔らかく、喜連川刑務所のパンよりも甘くない。
私的には昭和50年代の給食では大御馳走だったパッサパサコッペパン風味の
府中刑務所のパンが最も好みです
それから革製ベルト、3,740円
高いですね。
でも革が厚くて丈夫そう。
革製ベルトでも安いヤツはアッという間にボロボロになるので、
一度、「純日本製」の革ベルトを買ってみたかったんです。