万世大路を通って栗子隧道を見学後、
時間があったのでJR奥羽本線峠駅に行ってみようと思いつきました。
峠駅の力餅って名物ですけんね
東栗子隧道を潜って山形県に出でると左折して山形県道232号線へ
ふ~ん・・・近世米沢街道は板谷峠越えだったんですね。
JR峠駅に車で(歩いて)行ける唯一のルート。
冬季は・・・これは車では無理です。
峠駅はそもそも信号場でJR土讃線坪尻駅のように
鉄道でのみ近づける秘境の場所だったんですかね。
JR峠駅に到着。
何だか凄いね
スノーシェッドで覆われた一種独特の景観の駅ですなぁ
旧駅は写真手前側にスイッチバックがあってそっちに合ったんですね。
かつての駅はこのスノーシェッドの中にあったようです。
1990年(平成二年)に山形新幹線の工事が始まり峠駅は大改変。
この辺りはクマさんやお猿さんのテリトリーの場所
注意が必要です。
架線柱がマンマ残ってますね。
この写真前方に旧駅の駅舎があったようです。
かつての駅前にあった何らかの商業施設(売店)
時代が変わり今は廃墟です
峠の茶屋力餅さん。
奥羽本線が電化するまで峠駅のスイッチバックには渡り線が無く、
急行だろうが貨物列車だろうと全ての列車は必ず停車
その時間を利用して力餅を駅で立ち売りして受けてたんですな
今は普通列車が1日6本のみで僅かな停車時間。
今でもよくぞ営業し続けているモンです。
力餅1,000円。
昔ながらの経木造りの駅弁のようです。
これは凄いなぁ
とうげ名物力水。
旧駅時代の駅標等を保存しているんですな。
ふむふむ
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じゃぁ峠駅から1つ福島側にある板谷駅へ。
現駅は車道からこの道を通ってホームに向かいます
これ・・・夜だったら真っ暗じゃね
スノーシェッドを越えて・・・
はい、坂谷駅です。
昼間は全く停車しませんが・・・
山形新幹線が頻繁に通過します
駅の中に渡り線とは珍しいですが・・・屋根の下だと保線的に有利なんでしょう。
へぇ~・・・次の駅はもう庭坂なんだ。
庭坂ってもう福島盆地の市街地の中だもんな。
でも庭坂の上に何かテープで貼った後があるのは何ぞ
山形新幹線のE3系が急坂を登ってきました
何気なく走っている新幹線ですが・・・
勾配標の標示は・・・何と36.0‰
これはもの凄い勾配でして
かつての未電化時代の板谷峠越えは碓氷峠と並ぶ国鉄屈指の難所でした。
E10形SL(国鉄最後の蒸気機関車の形式)が補機として後押ししてたとのこと。
蒸気機関車でE形は見たことないなぁ
新幹線が駅構内踏切を通過・・・ミニ新幹線ならではです
板谷駅もスイッチバックの駅で旧駅はこのスノーシェッドの向こう側
ホームが見えますね
1990年まで使われていた旧板谷駅駅舎。
ホームと・・・線路は樹木で覆われていました。
冬に来てみたいなぁ・・・
車じゃなくてJRでさ
旧駅の駅前にあるお店屋さん。
昔は賑わっていたんだろうなぁ
板谷宿という米沢街道の宿場町があったようです
冬になったら来てみたいです。
1日6往復しか停まらない場所なのでちょっと計画立てなきゃいけんけど
P.S
買ってきた力餅。
碓氷駅の峠の釜めしと並ぶ、国鉄時代の峠の駅の「名物」と言って良いと思います。
でもよくぞ現存してるモンです。
小振りなこしあんの大福が8個入っています。
これは素朴な味わいで美味しい
また食べたいです