大安場史跡公園(大安場古墳)を散策する・・・の巻 | 乾パンのブログ

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今日は午後から時間が空いたので、郡山市田村町大善寺にある

大安場史跡公園まで散策に出かけました車

 

安積町にある我が家から比較的近いし、

前々からそこに古墳があるのは知っていましたが・・・なかなか行く機会はなかったのです。

 

 

阿武隈川左岸側にある安積町から、新しく出来た笹川大橋を渡って対岸にある田村町徳定へ・・・

阿武隈川と前川に挟まれた後背湿地ですね。

とにかく平たい場所です。

今は純然たる田園風景ですが、圃場整備が為される前は砂利ゴロゴロの

農地には不適な場所だったと察します。

 

 

天気良かったなぁ

阿武隈山塊の低山も良い感じ音譜

 

 

道路を進むと・・・丘陵の上に古墳があるのを確認できます。

地図で見ると舌状台地の先端で如何にも古墳がありそうな場所です。

 

 

大安場史跡公園に到着。

 

 

ガイダンス施設に入って先ずは学習パー

 

 

大安場古墳1号墳で発掘された土器。

 

 

何と前方後方墳だそうえっ

古墳時代を象徴する前方後円墳対して前方後方墳は少数派・・・

東海地方以東のいわゆる東国に比較的多いそう。

 

 

後円墳と後方墳の使い分けには諸説有って現在でも謎だそうです。

なお栃木県の那須地方には多くの前方後方墳があって、大安場古墳との関連性がうかがわれると。

 

大安場古墳1号墳の築造時期は4世紀末頃らしい・・・

いわゆる「謎の4世紀」の真っ只中。

 

前方後円墳で有名なさきたま古墳群の築造時期は5世紀末頃。

時代が違う。

大和朝廷による国家成立と後方墳・後円墳の使い分けに関係性がある・・・のかもしれない。

 

 

段丘崖の下にあるガイダンス施設から急階段をヒーヒー言いながらのぼりますと・・・

 

 

大安場古墳1号墳が横たわっています。

良く整備されてるなぁ

 

 

大安場古墳群が発見されたのはなんと1991年(平成三年)とのこと。

つい最近じゃんガーン

 

ちょっと信じがたいけど・・・まぁ地形からこの場所に古墳があるという推測はあったんでしょうねぇ

今でも確認されていない古墳が多くあると思います。

 

 

前方部から後方部を見上げます。

 

 

後方部です。

確かに四角い・・・

 

 

周囲には発掘された壺状土器が再現されていました。

 

 

安積盆地が見下ろせて景色は最高ですドキドキ

古墳って大体景色の良い丘陵の上にあることが多いなぁ

 

 

お~・・・会津磐梯山も望めるぞ目

天気良いのに山頂部だけ雲がかかっているくもり

あの雲の中だけ下界とは別世界で気候が違うんだよなぁビックリマーク

 

 

大安場古墳2号墳は小さな円墳。

築造時期は5世紀後半で1号墳から約100年後。

 

 

3~5号墳も有りますが、ちょっとした土の盛り上がりで見た目では分りません。

ちゃんと発掘調査しないと分らないんだろうねぇ

 

 

大安場史跡公園には芝生広場が沢山あって、子供が遊ぶには格好の場所ですべーっだ!

親子連れの方々も多かったですな。

ちょっとした散策には丁度好い場所でしたチョキ