宝塚大劇場で月組公演『宮本武蔵』を観る・・・の巻3/23 | 乾パンのブログ

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今日は福島空港から朝一のANAに乗りまして飛行機

伊丹経由で宝塚市にある宝塚大劇場に行ってきました演劇

 

 

今日の日本上空は風が強くて飛行機が揺れて揺れて・・・怖かったなぁあせる

飛行機が振動すると主翼がビロンビロンと上下動するのが見えるのです。

生きた心地がしないとはこのことですなビックリマーク

 

 

精神的に疲弊しましたがなんとかかんとか宝塚大劇場に到着しましたチョキ

んで・・・今日は宝塚歌劇月組大劇場公演『夢現無双/グルンテープ-天使の都-』を観劇しました。

11時公演。

 

大劇場は・・・1月13日の星組公演以来かぁ・・・

花組『カサノバ』はすっぽかしまして、まだ未見なんですよ。

 

 

芝居の『夢現無双』はサイトー先生の作品。

「-吉川英治原作「宮本武蔵」より-」というサブタイトル通り、宮本武蔵を主人公にした作品。

 

観終えた第一感は・・・

これを月組新トップコンビたまさくのお披露目に持ってくる感性が分からん

 

あくまでサイトー先生が珠城に宮本武蔵をあて書きさせたかっただけなんだろうなぁ

娘役ってたとえトップ娘役になったとしてもなかなか報われないもんです。

 

以下私の所感を述べます。

ネタばれあり。

 

なお私は中村錦之助さんの5部作「宮本武蔵」の映画は見たことがありますが、

吉川先生の原作は読んだことはありません・・・という立場です。

 

 

映画の場面を適度に改変していますね。

この物語は宮本武蔵が剣の道を修行して精神的に成長して行く、一種のロードムービー。

 

沢庵和尚とかは映画の2作目の冒頭でフェイドアウトしてしまいますが、

それだと宝塚の舞台では描きにくい。

沢庵(光月るう)は後々までしつこく登場します音譜

 

とにかく宮本武蔵(珠城りょう)以外はその他大勢と言っても言いな。

トップ娘役の美園さくら(お通)さえも・・・「たけぞう(武蔵)さん!?」のセリフばかりの辛抱役。

見どころはなし。

さくらちゃんファンはサイトー先生を腐れ外道むかっと罵倒してもよいレベルだと私は感じました。

 

 

主人公宮本武蔵は珠城りょう

骨太感のある珠城は萬屋錦之介さんに何だか似ていますねぇラブラブ

でも若さ一杯の武蔵ではありましたが、剣の道を極めようとするストイックさ、極限の生死観を

珠ちゃんの現在の演技に求めるのは正直無理。

サイトー先生の演出ももうちょっと・・・・・

 

お通は新月組トップ娘役美園さくら

折角のトップ娘役お披露目大劇公演なんだから、原作を改変してハッピーエンドでも良かったんじゃね。

上記したようにトップ娘役とすれば完全に役不足。

 

佐々木小次郎は美弥るりか

まぁ妖艶さすら感じる、派手派手な剣士。

映画の高倉健さんはキャストミスに感じましたが、みやちゃんは・・・似合ってましたなクラッカー

ただし年齢不詳あせる

 

本位田又八は月城かなと

「俗物」である又八さんを好演・・・といったところでしょうかはてなマーク

人間臭い人物像ですからねぇ

 

吉岡清十郎は暁千星

映画と全く違ったキャラで戸惑ってしまいました。

かなり格好良いね。

 

沢庵は光月るう組長

武蔵の人生の師である沢庵和尚。

映画では宮本村の場面はほとんど登場しないのですが・・・結構ひつこく登場してましたな。

 

お甲は白雪さち花

印象に残る役ですねぇべーっだ!

強かに生き延びる女性役ですからさち花姐にあて書きドンピシャ

役の印象度ではお通さんをはるかに上回る迫力。

 

朱実は叶羽時

この役がこの芝居の2番手娘役格だと思いました。

武蔵を思い焦がれながらも、自分の思い通りにならない人生の悲哀をよく表現していたと感じました。

叶羽さんも月組の重鎮路線娘役になりつつあります。

 

吉野大夫は海乃美月

ほとんど動きのない役ですねぇ

この程度の役ならくらげちゃん的にはお茶の子さいさいでははてなマーク

やっぱり怪我の具合が良くないのかなぁ

惜しいなぁ

 

吉岡伝七郎は夢奈瑠音

とにかく目立ちますね。

「三十三間堂の決闘」を省いちゃったから中途半端になっちゃった。

 

おばあさんは夏月都

武蔵を付け狙う又八の母親。

この役も中途半端になっちゃった汗

 

そっか・・・

やっぱり原作を追いかけて描こうとすると、やっぱり中途半端になりますね。

サイトー先生らしいスピード感はあったのですが・・・

 

本公演は1幕モノで多くの役者さんを使い分けなければならないから、大変なんでしょうなぁ

あとは役者が「力技」で何とかするしかないかあせる

 

 

その他・・・

佐々木小次郎のキリシタン設定は映画にはなかったし、サイトー先生の独自の解釈なんでしょうなぁ

市川雷蔵主演の映画「眠狂四郎」シリーズをちょっと思い出しました。

だったらみやちゃんで眠狂四郎やって欲しかったなぁ

 

小次郎の刀の鞘を捨てることこだわりがあるようですが・・・

ココで述べたことがありますが、戦国時代の実戦下においては

戦闘で日本刀が刃こぼれしたり曲がったりで鞘に収まらなくなるのは日常茶飯事のこと。

日本刀も鞘もあくまで消耗品であり、戦場で捨てるのは普通の作法であったようですが・・・

 

武蔵が打刀と脇差を本阿弥光悦(千海華蘭)に預ける場面も・・・本来ならあり得ない。

常在戦闘の戦国時代のいつ敵に襲われるか分からない状況において、

(太刀は預けても)脇差はこのような場所でも所有してよいルールがあったようです。

嘉吉の乱とか・・・あったからねぇ

 

あと百姓(農民)の衣装が立派すぎるのもなんだかなぁ汗

これはつい最近にBS放送で黒沢監督の「七人の侍」を見たばかりだったからねぇ

ボロボロの衣装だったもん。

 

 

ショーの『クルンテープ』は宝塚歌劇では稀有なタイ国モノのコンセプトショー。

藤井先生、タイに旅行に行ったのだと察しますニコニコ

 

第一感は・・・

白雪さち花ちゃん月組2番手娘役就任おめでとうクラッカーです。

 

娘役陣では新月組トップ娘役さくらちゃんの両脇を夏月副長とさち花姐が固める場面が延々と続く。

さち花姐って濃いし目立つねぇ

イヤでも目線に入って来るんだもん。

 

中詰めでみやるりの相手役として踊る場面も驚きました。

まぁ美月ちゃんショー休演の代役なんかなぁ

 

でも気持ち良さそうに思う存分踊りまくるさち花姐を見ていたら・・・

月組娘役陣地獄絵図にも思えてしまいましたよ、正直な話。

 

一応は月組若手路線娘役は・・・天紫珠季ちゃんと結愛かれんちゃんなんだろうけど。

でも天紫さんは男役っぽいし。かれんちゃんはあの独特の笑顔出せていない・・・

 

その他では、叶羽さんと晴音アキさんだもんなぁ

アキちゃんが可愛く観えるレベルと言いますか・・・月組さんどうしちゃったの!?

早乙女わかばさんと海乃ちゃんが居なくなったら、この様かよむっ

 

ただし・・・

娘役の衣装では肌の露出の多い色っぽいヤツが多くて目の保養でした。

藤井先生と私では感性が合うのかもしんねぇニコニコ

 

娘役全員がダルマ衣装で踊るシャルウイダンスとかタマランですラブラブ

こういう場面って最近なかったからな。

 

以下男性目線ですが・・・

とにかく、胸やウェストやお尻~太もものラインがくっきり分かる衣装が多いんだよなぁ

ってな塩梅で、ショーの方は断然リピートしたいです音譜

 

でもさくらちゃんの躯体が意外と華奢なのにも驚きました。

ウエストが平ぺったくて折れそうな感じ。

もうちょっと肉食って欲しいなぁ

 

それから、男役の女装が多いのも藤井先生らしいのかな!?

(多分)カランちゃんが美声を響かせる場面が凄い。

 

あとはアリのホットパンツから覗く太ももと足の美しさにも参りました。

童顔だからでもありますが、アリは綺麗な女性ですねぇ

 

正直、たまさくよりもたまありの方が似合っているような・・・

さくらちゃんはまだまだ幼すぎる感じ。

珠城って大人っぽい娘役さんの方が合っているように感じてしまいました。

 

更に、しばらく観ないうちにアリの歌が上手くなってないかアップ

素直で聞きやすい歌声で私は驚きました。

いつの間に上達したんかぃ!!

 

ただしやっぱりアリは見た目で童顔すぎるのが難。

一方のれいこは歌はイマイチだけど、如何にも宝塚の男役らしい格好良さが魅力。

月組男役陣はこの2人が補完しあって進むことになるんだろうなぁ

 

その他・・・

玲実くれあちゃんがガンガン踊っていたのも印象的でした。

これがラストだし、容赦なく踊っていたなぁ

 

これが月組2番手男役美弥るりかのサヨナラ公演ですが・・・しょぼん

サヨナラっぽい配慮が様々になされていました。

珠城とニコイチ的な場面もあったし、珠城が銀橋でみやるりがセンターで男役を率いて踊る場面も多々。

 

独特の雰囲気を持つオンリーワンの男役に成長したもんなぁ

凄いなぁ

拍手もひと際大きかったし(珠城に対する拍手よりも大きいってのは何だかな・・・ですが)

人気のある人だったのに残念ですなぁ

 

 

まとまりのない感想となってしまいましたが、ひとまず終わり

 

そう言えば、今日の11時公演は宙組さんが複数名御観劇でしたラブラブ!

すっしー組長と真風涼帆は即座に分かったけど、他のメンツが分からなかったのが残念でした。

 

P.S.

 

今回のアルコールドリンクコーナー

 

 

日本酒にシロップを入れて炭酸水で割った「長干し竿」と称するカクテル。

お味はう~ん・・・あせる

だったらダイレクトな日本酒が良いなぁ・・・酔っぱらうけどねひらめき電球

 

 

プラスティックの容器は壊れやすいのでペットボトルを逆さまに突っ込んで持って帰ります。

これだと潰れて割れませんからねチョキ