シアターオーブで宝塚歌劇星組公演「太陽王」を観る5/22 | 乾パンのブログ

乾パンのブログ

ブログの説明を入力します。

昨日は宝塚歌劇星組公演ミュージカル「太陽王~ル・ロワ・ソレイユ~」を観に、

渋谷駅東口「渋谷ヒカリエ」11Fにある東急シアターオーブ劇場に行きました走る人

ソワレ18時30分公演です。




出勤して、終業後に定時に上がって劇場に向かう段取りだったのですが、

今回もまるで狙ったように「終業後に会議をするから全員出席してください」との突然の無慈悲なお達しむかっ

用事があるから早退させて下さい」とは口が裂けても言えないもんなぁ・・・


と言うわけで30分遅刻して劇場入りしましたしょぼん

「平日ソワレで退社後に観劇」はリスキーな選択です。


席に着いた時は、真風涼帆が夢妃杏瑠ちゃんとかけ合いで歌っている場面でしたから・・・

一幕第9場の場面ですねチョキ


と言うわけで一幕の前半は丸々見過ごしたわけですが、それでも観て良かったラブラブと満足しました。




「ミュージカル」と銘打っているわりには、歌が上手いとは言い難い役者さんがほとんどでしたが、

とにかく勢いで何とかするビックリマークんですよねぇ、今の星組は。

まぁアンサンブルの方々の歌の迫力にやられてしまったとも言えますがねべーっだ!


フランスブルボン王朝の絶頂期となったルイ十四世の治世の栄光と影を描いたミュージカル。

あくまでルイ十四世(=柚希礼音)の格好良さをこれでもかとてんこ盛りしたショーですねぇヽ(゚◇゚ )ノ


ミュージカル「ロミオとジュリエット」風と言いますか、「時代劇」なのですがアレンジが「現代劇」で

派手な衣装やメイク、カツラから、アバンギャルド的な感覚すら感じてしまいます。


ミュージカルですから歌(ナンバー)がたくさんあるのですが、どれもこれも難しそう・・・

真ん中付近にいる方々がこれを歌いこなせれば「屈指の名作」となりうる作品だと感じましたが、

今の宝塚でそのようなメンツを集めることは不可能ですかね。


ふと、みっちゃん(北翔海莉)が歌えばどうなっていたかなぁはてなマークとか考えてしまいました。




ルイ十四世はチエ(柚希)

スケールのでかい、存在感のある役者だなぁという印象。

細かい役作りを積み重ねるというよりも、カリスマ性を全面に押し出して表現していると言うか・・・

「真ん中」で光り輝く姿はチエならではです。

でも「ナポレオン」と似たような演目(役柄)ですが、劇団が求めるチエの役割というのを感じてしまいます。


ルイ十四世の弟、ムッシューの紅ゆずる

時々、現れては兄と会話する道化役。

私の第一感は不気味なヤツだなぁあせる

この舞台で最も難しいのはこの役でだと思いました。

やりようによっては、最も印象に残りそうな役なのに惜しい!!とも、紅の演技にもどかしさを感じてしました。


ルイ十四世の従兄弟、ボーフォールが真風涼帆

ルイ十四世の治世上の影の部分を象徴するキャラ。

分かりやすくて役作りしやすい美味しい役とも言えます。

紅・真風のあて書きでこうなったのでしょうけど、役としての印象度はこっちの方が圧倒的。

良い役者に育ってますよねはてなマーク真風くんは・・・


マザランの姪でルイ十四世の想い人、マリー・マンシーニは綺咲愛里

前半のヒロイン役で可愛い人ですねぇドキドキ

「南太平洋」でも現地人の娘さんで真風の恋人役だったのをよく覚えています。

不自然なくチエの相手役を務めていました。

セリフ回しは棒読みですが、大映ドラマのヒロイン役と同じで、可愛ければ正義クラッカーな訳です。


ルイ十四世の後半生の実質正妻だったフランソワーズ(マントノン夫人)は妃海風

やっぱり演技が上手いねぇドキドキ

この中では異質な演技者ですが、周りが彼女について行けないとも言えると感じたり・・・

ナンバーも、役としての感情を歌に乗せるのが抜群に巧み。

二幕ラストのルイ十四世とのデュエット(そばにいて欲しい)がこの芝居で最も印象に残りました。

私が観た時は、風ちゃんは歌いながら涙を流してて、チエが左手でその涙を拭ってましたなぁ!!


ルイ十四世の正妻 マリー・テレーズは優香りこ

昔から何故だか重用されるわんこちゃん(優香)

風ちゃんとのかけ合いデュエットを観ると・・・上手い役者だと言いづらいなぁあせる


モンテスパン夫人の壱城あずさ

男役としたら、可愛くて線が細いと感じていたしーらん(壱城)ですが、こういう役は不自然ないね。

足が細くてスタイル抜群やなぁ音譜


マザラン卿は十輝いりす

最後まで表情を変えないこの演技は・・・、演出なんでしょうねぇ


ルイ十四世の母、アンヌは万里柚美

アニメ「三銃士」では清楚なルイ十三世の妻で、小さき私にとって理想のお母さんだったアンヌが・・・

こんな「悪女」に演出したキムシン、絶対許すまじパンチ!


でも・・・年上系男役脇役陣が手薄に感じます。

こういう時にさやかさん(美城れん)とかいれば、印象が大分違うのですが汗

かつての宝塚歌劇に比べてかけ落ちているのは、主役より高学年の脇役男役陣ですね( ̄^ ̄)




終演後も周りから「面白かったぁ音譜」の声多数だったし、私も大いに楽しむことが出来ました。

これは役者もそうですが、演目も良かったからだと思います。


でも、真ん中周辺に歌ウマが多いとは思えない星組で、ミュージカルばっかり回ってくるのは不思議だねw

とはいえ、歌が得意なトップコンビなんて、今はいないけどねにひひ


P.S.

シアターオーブに行くのは2回目ですが・・・




2,000人規模の劇場を11Fに設けるのは、ちょっと無理があるような・・・

エントランスは狭くて複雑、自分が何処にいるのか分からなくなるガーン


終演後に渋谷ヒカリエから出るのに15分かかったし、地上から東急渋谷駅ホームまで10分かかるショック!

渋谷はストレスを感じる街で行きたくないです(>_<)