もう5年ぐらい前の6月に青森県八甲田山に
雪中行軍遭難事件の遺構(だけを)見に行ったことがありました。
そもそもは映画「八甲田山」が私にとって忘れられない映画となってまして・・・
猛吹雪の中で次々と倒れていく雪中行軍隊員が忘れられません
特に発狂してフンドシ一丁になって死んでいく兵士の場面が、
幼かった私にとってあまりに衝撃的で、トラウマ映画No.1となっています
(演じた役者さんは本当に死ぬかと思ったそうで、
非常に大変な撮影だったようです・・・)
で、四国から東京に転勤になった時に、
一度八甲田山に行ってみようと目論んでいました。
東京から夜行バスで青森駅まで出ると、レンタカーで馬立場へ。
雪中行軍経路は現在の街道筋から外れたルートで非常に交通の便が悪い。
先ずは銅像茶屋に車を置くと、後藤伍長の銅像まで山道を登りました。
最初に6月だってのに雪が残っているのにビックリ
それから銅像を見学したときはモヤがひどくて視界が全くきかなかったのが、
突如として晴れ上がって視界が開けたのにもビックリ
山の天気は変わりやすいんだなぁ
更に、第二露営地鳴沢から第一露営地平沢まで車で行ってみましたが、
互いの距離が車で3~4分の近さなのにも驚いた
こんなに狭い地域で何で雪中行軍隊は2日間も彷徨したのか
現代人の私にとって全く理解不能でした
帰りは新築された雪中行軍記念館と
亡くなった隊員達のお墓も参拝してきました。
今振り返るとあまりに早急な道程だった感がありまして・・・
東北新幹線が新青森まで開通したあかつきには、
もう一度行ってみたいと思っています(もちろん来年の春になったらね)