旅のキオク。モンゴル | project dandelion

project dandelion

傭兵タイ式セラピスト、日々の徒然。

最近、昔の自分の夢をみる。
理屈抜きに、旅が恋しいのだろう。
思い出語りでも、しようか。

ダシュカ、と、云うモンゴル人の友人が僕にバトゥ、と、言う名前をくれた事を思い出した。
最初はガイドとして出会い、
ツアーが終わっても帰りの券を捨て、
ぶらりとして居た僕を
何と無く面白がって構ってくれて居た。
とても流暢な日本語な彼の奥さんは日本人。当時臨月で日本に帰って居た。

彼のくれた名前、バトゥ(ボッド、とも聴こえた)は
鉄、日本風に云うと鉄男、ラシイ。
あー、頑固者なのが見抜かれとるなーと苦笑しながらも心から感謝し、
結構気に入っていた。

短い夏が終わり、僕は日本には帰らずそのまま旅人を始めて西へ向かう、来週モンゴルを出ようと云うと、彼の休みに車で少し遠出して。
草原で、彼は石を積みながら、その周りを巡り、旅の安全と友との再会を祈る。

積み上げた石はオポー。つまりストゥーパ。日本だと卒塔婆。
モンゴル人はチベット仏教のながれが強い。同じ遊牧民で親近感があったのだろうし、ダシュカもモンゴル人としては小柄なチベット系の人。
実際のちに着いたチベットでも、
同じ風景はところどころに。

祈り、振り返り彼は僕に
『日本人は変だね、神様仏様にお願いやオネダリする人が居るね。モンゴル人はやり遂げる事を誓うんだよ』

僕は恥ずかしくなったし、
自分の行動の中に取り入れる事を、
草原の神様に願い、誓った。

駅に着いた。
今日はこれくらいにしよう。

願っても実際に動いて叶うかもしれないくらい、と言う事を店やって痛烈に知っているからねぇ…

さて、今の動きは、僕の目的地までの材料を充分調達出来てるかな?


iPhoneからの投稿