高貴のしるし | 風紋

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鋼の錬金術師ファンの雑文ブログ



  リンとランファンに愛が偏っています

『紅拍子』の環咲蓮一さんが書かれたリンランの小説で、リンがランファン
に披帛(宮中の女性が襟にかけてる長い布)を贈る話が素敵でしたv
刺繍された模様が水仙、というあたりが華やかさよりたたずまいの清楚さと
香りのよさがランファンらしいなーと思ったのですが。


そこで思い出した。
披帛ではなくハンカチでしたが、メイが持ってたのはパンダ模様だwww
いや、リンも初登場時に持ってたハンカチはパンダ模様だった!!(爆)
なんだろうこの脱力系な笑いが起こってしまうこの感じw
脱がせたらレースの色っぽいのじゃなくパンダ柄のパンツが出てきたよう
な残念さに似てるようなwww
パーフェクトガイドブックによるとメイのあれはシャオメイ柄、リンのは
ただの大熊猫柄だそうですが、あれはマンガ的ギャグですよね。


メイは曲がりなりにも皇女なのですから、本来は持ち物に「お印」として
彼女の名にちなんだ梅の模様を入れたのを持っているのではないかと、私
は先日から思っているのです。
『華族令嬢たちの大正・昭和』 華族史料研究会 吉川弘文館
という本によると、華族のお嬢様となると名前をあからさまにはしないの
が礼儀なので、持ち物に「お印」をつけるのだとか。
皇族方には、たとえば秋篠宮佳子さまのお印は沖縄の「ゆうな」の花という
ようなのがあるのは知ってましたが、華族にもあるんですねえ。
(なんでこんなの読むかといえば、ミステリ好きなので北村薫の「ベッキー
さんシリーズ」という戦前の女子学習院のお嬢様とそのお付きの女性運転手
の一連の作品からの興味つながりです、はい。)
「お印」はたいてい植物で、男子は樹木で女子は花とするそうです。


シンの皇室にそんな習慣があるかわかりませんが、「最下層の民族」と
自分でも言うほどのチャン族の皇女でも、授けられた「お印」があって
メイが自分の名とともに梅の花の模様の入った筆とかを大事にしている
とか考えたらいじらしくて可愛いなあ、と思うのです。


アルメイ派ならこれで一本作品が書けるのでしょうね!
私には無理そうですがw