服飾学的?考察 | 風紋

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鋼の錬金術師ファンの雑文ブログ



  リンとランファンに愛が偏っています

今、かもとが一番気になっているのは「若の服装について」です。


若の上着の模様が気になってしょうがないのですが、あれは何か意味の
あるものでしょうか?
それというのも、16巻でフー爺が再登場した時、背中側から描かれたコマで
フー爺の上着の裾にも同じような模様があるのを見て、
「黒装束の裾にも入れるくらいなら、これはヤオ族固有の文様なのかも
しれない」と思ったからです。


現実に存在する文様なのか、作者様の創作なのかはわかりませんが、
(現実のヤオ族の民族衣装の模様はこまかい刺繍で、あんなのじゃ
ありません)何かしら意味がありそうな。
ただの深読みにすぎないでしょうが。


「世界の民族衣装伝統文様集」などという本を図書館で借り出して
みましたが、これがただの写真集で使えない!
文様に関してはちがう資料をあたってみないといけないようです。


ただ、直感で言ってみるなら、あの模様は「炎」の具象でしょうね。
文様は自然をそのままあらわしたものが多く、「唐草」や「波」や「雲」
ラーメンどんぶりのふちのアレは「雷」の具象でその名も「雷紋」です。
炎が文様になってもおかしくはありません。


もし、あれがヤオ族固有の文様だとしたら、ヤオ族は火に関係する民族
ということになります。
まあ、リン達が陸路でアメストリスに来たことからも、海とは関係なさ
そうだということが判りますが、どちらかといえば乾いた土地であると。
もしかしたら、製陶など火を使う技術をもった民族だということがいえる
かもしれません。


色が黄なのは皇帝の衣装に使われることなどから、「高貴」を意味して
いるのでしょう。
ただ、それがあんな羽織るだけの上着というあたりがなんとも。


ここで別方面から攻めてみると、あの若の肩から斜めにかけている
革ベルト、あれが重要な意味に繋がりそうです。
あのベルトには手榴弾等を入れるケースがついていることが12巻でやっと
わかるのですが、チャイナっぽくない気がしていました。
しかし、ある小説で中国の馬賊の親玉が弾帯といって革ベルトを斜めがけ
している描写があって「これだ!」と思ったのです。


これは部族としての戦いの服装なのですね。
だからあの上着で腹にさらし、手首にバンテージが巻かれていて、弾帯
がわりの革ベルト斜めがけというわけです。


これで一部ですが服装の謎に一応の説明をつけました。
でもまだ謎は多い!
ランファンはあの黒装束のどこからクナイや手榴弾や閃光弾を出して
いるの?
足首以外にもクナイを装備するホルダーをつけているの?
だいたいあの黒装束どんな構造なの?脱がすとどんななの?
・・・って変な方向にも興味が向いていますが(笑)。
またいずれ、この服飾学的考察はやってみたいです。