皆様
こんにちは。
いかがお過ごしでしょうか。
さて、今日は仕事でAIについての話を聞いてきました。
AIで文書校正、翻訳、文書作成等までできるのは、もはや当たり前として、条件を指定すると、一瞬で簡単に映像作成や、音声解読による会議議事録作成、音声付きで、条件にしたがった情報提供かつ内容説明までしてくれるとのことでした。また、AIには地球に存在するデータはほぼ組み込まれているとのことでした。
プレゼンで、AIが必要な情報をユーザーの条件にあわせて、さっと目の前にだしてくる様を見て、圧倒されました。
これを目の当たりにして、これから、学問のやり方、仕事自体が根底から変わる日がもう目前に迫っているのを身に染みて感じました。
しかし、これをみて気になった点があります。
一つは肖像権の問題。
芸能人の画像を使って、AIと会話しながら、算数を教えてもらうという例がありましたが、そもそも肖像権はどうなるのでしょうか?AIは勿論指定した条件にしたがい、イメージをつくるのは簡単にできます。しかし、そもそもネット上にある人の画像や作品を勝手にAIで加工して良いかなどについてのルールをしっかり規定して使用を開始しないと、今もそうでしょうが、肖像権侵害だらけになりそうです。
また、特にチャットAIは情報源が明らかでないこと。
ある程度の知識を持った方が、情報を参照する程度につかうなら問題はないのでしょうが、まったくその分野に関して知識がない方が使うと、情報精査が難しいのではと感じました。また、AIの検索アルゴリズムを誰か悪意を持って開発すると、かなり偏った情報しか手にはいらなくなるど、見えない弊害がでそうですね....。
さらに、AIの使用で、人間が自分の頭を使わなくて良くなるので、人間の脳が退化するのではないかと言う点が一番心配です。
例えば、言語を学ばなくても、文章が書けなくても、AIが完璧に翻訳してくれ、見映えの良い文章を書いてくれる。そうすると、勉強する意味さえも薄れてしまいます。これから次世代をどのように、なにを目指して教育するかは大きな課題となりそうですね。
また、AIを使いこなすには、AIがだしてくる情報を精査する能力と情報を活用して、何を作り出すかというより高度な能力が必要になると思います。
結論としてはAIは便利ではありますが、弊害も多い道具だなという印象です。これを使いこなすには使う人間の知恵が必要ですね。
とにかく大きな変化がもう目の前にあるのを感じて、衝撃を受けましたが、私的には、一年ほどイギリスでの生活に耐えた結果、今日のこの英語のプレゼンがほぼ完璧に理解できたというのは、非常に大きな進歩でした。
つたなくても、もどかしくても、必死て勉強し、地道に地頭を鍛えてできるようになる方が、一瞬でAIに翻訳してもらうよりもはるかに喜びも達成感があり、かつ自分の脳にとってもメリットがあると個人的には思いますが、世の中的にはAIを使いたいのでしょう。しかし、気を付けないと算数の基本的な計算や、文書作成もAIがないとできない人間が増えるかもしれません....。
これはもはや、人間の脳を計画的に退化させるための陰謀?
良くわかりませんが、とにかく次世代にとって良い世の中になることを願っています。
読んでくださってありがとうございました。