羅臼到着日の夜に、乗船する予定の『知床ネイチャークルーズ』から電話を受けました
予約してある便に欠航の可能性がでてきたこと、もしも欠航の場合は、朝7時ごろに連絡します、との内容でした
朝、クルーズ船の集合時刻の8時30分に合わせて7時からの朝食を取っていると、やはり電話が入りました
欠航は、決定となりました
初めてのクルーズ船の緊張は、ゆるゆると溶けていきました
さて、朝食バイキング…、クルーズのために軽め軽めにチョイスしていたのですが、受けた電話のあとには、せっかくだからと席を立ち、もうひとまわりバイキングして、振り出しに戻ったような朝食につきました笑
そして、予定通りのクルーズに出るなら、一泊ゆえ早々にすべての荷物をまとめなければならなかったのですが、この事態に、ホテルのチェックアウト時刻の11時を時計に眺めて、さらに気分はゆるくなりました
それでも、夕方には、羅臼から4時間弱の女満別空港へ行かなければならないので、ぼちぼちと宿を後にしました
まず向かったのが、羅臼神社でした
羅臼の海の守り神である羅臼神社は、海を眺める高台にあり、そこでシャチ守りを買い、おみくじも引きました
なんと、私は、大吉でした
やはり、大吉が出るとテンションは上がります
クルーズは、欠航しましたが、おみくじは大吉なので、この流れは、良きにはからっているのだろう、思うことにしました
そこから、すぐ近くの羅臼道の駅へおみやげを買いに行きました
夫と私とで、指折り、友人を空で数えながら、羅臼産のお手軽価格のものを選んでいきました
大量購入したのは、一番人気のソフトふりかけ、そして、気楽に配れるおしゃぶり昆布でした
その後にランチは、町のそば屋の『しずか』へ
私たちは、ネットでおススメの蟹のかき揚げそばを注文しました
蟹は少なめでしたが、玉ねぎが美味しく揚がっていて、そば、蕎麦つゆも美味、そのチョイスに満足でした
町民らしき方たち注文のメニューは、お蕎麦屋らしからぬものも多く、しかし、どれも美味しそうで、リベンジの時には、あれを食べてみたいなとメニューで確認した夫でした
ランチ後には、私のリクエストで、再びビジターセンターへ、あの雄シャチくんに会いに行きました♡
本当に圧巻の大きさです
重さは、6.6トンという…
6.6トンとは、どのくらいの重さ⁉︎と想像がつきません
グランドピアノ何台分⁉︎
一台でも動かないのに、重い重い…
雄シャチの骨格標本の前では、時間の流れるのを忘れました
そろそろ、との夫の声に、名残り惜しく、再会を念じて後にしました
そこから、知床横断道路へ向かいました
天気は、曇りでしたが、滞在二日間の最高気温は、21度くらい、羅臼は思ったよりも寒くないね、と夫と話していました
峠に登って行くと、飛行機が雲の層を抜けるように青空になっていきました
知床横断道路、その道すがらの草原に、時折、白い発泡スチロールの板を置いたような光景に出会いました
夫と二人で、「これ、雪に見えちゃうよね⁉︎笑」と会話、体感気温からして、それがまさか本当の雪とは思えなかったのでした
次第にその白いおおいは増えて、雪であることが判明したときには、この気温でなぜ雪が残る
?と、その残雪の謎を思いました
しかし、その雪が、羅臼岳の美しさをつくっていることは、理解しました
峠の頂上は、風もあり、かなり気温は低いようでしたが、数日前に凍結で通行止めの情報からは、季節は変わったのだと思いました
渋滞も無い、出会うクルマもほぼ無いくらいな知床横断道路は、クルマ好きには、超快適、気分の良い道であり、サイドシートも申し分のない絶景の道でした
峠を降りると羅臼の反対側の斜里町に入りました
斜里町の道の駅でひと休み、ソフトクリームを頬張り、そこから少し走ったところにある『オシンコシンの滝』へ
夫は道路状況をチェックしましたが、平日の海岸線道路、渋滞はありませんでした
情報によれば、滝には、駐車場もあり、お土産店もあるとのこと
「へえ〜」
と答えた私は、思わず
「じゃあ、オシンコシンせんべいとか、売ってるのかもね!」
と笑いました
ほどなくクルマを走らせると、道路脇、かなり見上げた崖の落差の大きな滝が見えてきました
オシンコシンの滝でした
階段を登っていくと、滝の音に埋もれ、そのしぶきに濡れました
鴨シーの(海)水浴びとは違った、滝の水かぶりでした
念のためにと土産店へ寄ると…
なんとあったんです!
オシンコシンせんべいが!!
それが、姑の好きそうな瓦煎餅だったので、即購入、オシンコシンせんべいを抱えてニヤニヤした私でした
さて、そこからは、女満別空港へ向かいました
空港から増泊の流れは、数日前のブログに書いた通りです
まさかの欠航、まさかの北見泊に、得したような損したような…⁉︎笑
しかし、やはり疲れますね、飛行機の欠航は…
でも、私のゾロ目才の誕生日は、生涯に忘れられない誕生日となりました!笑笑
かつては、旅したいと思っても、なかなか行動できなかった私でしたが、歳も重ねてから、行動力は増しました
行きたい時がそのタイミング
そして
『今』
が、私も、そして留守番の米寿を昨年祝った姑にしても
一番若い
のです
そして、それこそ、死ぬまでに行っておきたいところのひとつである
羅臼の海のシャチを見たい
それを叶える行動に出た自分に拍手でした✨
また、私のその憧れに協力してくれた夫にも感謝です
さて、次の旅はいつにしましょうか???
もう、気分はジェットコースターの座席て安全バーを下ろしてセットしたようなもの
行くしかありません
マイルもまだ残ってるので♡
ルーラ