カモシダせぶんの、日々の文

カモシダせぶんの、日々の文

松竹芸能のピン芸人、カモシダせぶんです。本屋と図書館が好き。そんな僕の、ブログです。僕を、知ってる人がいたら嬉しい。好きな小説家は詠坂雄二。好きな歌手は後藤まりこ。好きなダンは、モロボシダン。

現役書店員芸人カモシダせぶん(デンドロビーム)の


木曜に、一冊、本の話を


今回はー、芥川賞作家、高瀬隼子の恋愛短編集


新しい恋愛




浮気、歳の差婚、プロポーズへの不信、世間一般では一般的ではない恋愛が出てくる短編集。


非常に良かった。やっぱり高瀬さんの「外れた人」へのアプローチはものすごく上手い。


表題作、設定が乗っかっているんですが、この設定の出し方が非常にさらっとしていて、とてもかっこいい。ドヤ顔してない。そして設定で勝負してるんじゃなくて物語で勝負している。このおかず(設定)おいしいでしょ。じゃなくて設定はふりかけにしてご飯(物語)で勝負してる感じ。たまらなかったです。


『め生える』もそうですけど、特殊設定への向き合い方ピカイチな作家さんだなと思います。


自分が一番好きだったのは「お返し」男性が若い頃のバレンタインを思い出す話。自分もよくバレンタインの日に、バレンタインの夢を見ました。ハタチすぎていつからか見なくなったな……


きっと、どの話も普通は共感されない部分が多いでしょうけど、外れた人間ばかりの芸人界にいる自分としては、よくある話ばかりでした。最初にも書きましたが、外れてる人のことを考えてくれている小説だなと強く感じました。


どの話もオチの一文が秀逸。オススメです。是非。


カモシダせぶん初小説『探偵はパシられる』

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9月もほぼ更新してない……日常ブログ。


小説書いてる時ぐらいから疎かになってましたが、もはや書き終わって販売されていても書かない。


書いてないも習慣化できるんだなと感じました。


今、ラジオの現場前で少し時間があるので写真で振り返りながら書こう。


9月。


バラいろダンディ出演。MXの、このスタジオ、憧れてたから嬉しい。この間バラダン終了。ギリギリだった。


ライブ「ネタダケ」出演、池袋ホールミクサ。書店員芸人にはたまらない壁。


NHK新人お笑い大賞、予選会。お客様も入ってた。決勝には進まなかったが、村上春樹にまつわるボケがいつもよりウケてた。NHKだ。


ぶらっくさむらいの映画「パドレ・プロジェクト」鑑賞。超良かった。生き別れの父に会いに行く。というシンプルな話(もちろんこれも凄いんだけど)

そこだけでは語れない凄さ。皆さん是非。



ついに初小説『探偵はパシられる』発売。じゃんけん大会&トークイベント&サイン会という新人作家で聞いたことないイベントを敢行。MCあのつばめさんお呼びして本当に良かった。お客さん想定の10倍きてた。大感謝。これ今年最高の一枚だと思う。



大阪プロモーションで色々回った。チキチキジョニーさんと久しぶりにラジオで共演。最後にライブで共演した時とんでもなく滑ってたのであそこよりは成長できたかもしれない。大阪、どの現場も暖かったです。


XXCLUB大島くんとのトークライブ。「本当にダサい僕がありがとうと伝えたい」こちらもめちゃ盛り上がり。僕がなぜ本出せたりアメトーーク!出れたりしたかというと彼のおかげ。下から上へのアドバイスってより責任ある発言だからか凄く響く。アーカイブあるんで是非。


東京ゲームショウ行きました。カンダタと僕。


この後、渋谷クロスFMにてラジオ出演。


シダックスカルチャーホールの下。


僕先月シダックスカルチャーホールでM-1グランプリ1回戦2回落ちてる……変に緊張する……


R-1グランプリ1回戦はここで突破できてるのでその時のことを思い出して頑張ります。


10月は何回ブログ更新できるのか。


10月1日は、光陰矢の如しすぎる記念日


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日曜に、一冊、読んでほしい本


今回はー、金子玲介のデビュー作


死んだ山田と教室




男子校のクラスでめちゃくちゃ人気者だった生徒、山田ほむら。彼は突然事故で亡くなってしまう。


悲しみにくれるクラス、ところがその教室のスピーカーから山田の声が。


声だけになって戻ってきた山田。そんなスピーカーと化した山田と過ごす生徒と担任の話。


メフィスト賞受賞作。メフィスト賞といえばセンスゴリゴリの尖っている小説が取る印象。今作も正にぶっ飛んだ設定。


だけど一般ウケもかなり良く、書店さんや書店員仲間が凄い推してるなと感じてた小説だったので気になってました……読むの遅かった……


読んだら納得。これはいい話だ。まず物凄い「高校生男子」の解像度。


そこのクラスにいる感覚にちゃんとなれる。かなりの人数出てくるのに一人一人の生徒のキャラがしっかり分けられていると思いました。


このしょーもない感じ、ちょっとのことでも盛り上がれる感じ、無責任な感じが、男子だなぁとつくづく思いました。自分は今も男子。


そして途中に挟まる山田がパーソナリティで夜中の学校に流れてくる「ファイア山田のオールナイトニッポン」これのクォリティはとても高かったです。読んでいてANN聞いてる気持ちになれた。


またそれはこの表紙に採用された山田役の子のビジュアルが完璧だったのもあると思います。


ちょっと菅田将暉っぽさがあるんですよねこの子。書店さんによっては大々的にこのビジュアルを使った販促物やラジオも聞けるんで見つけたら是非こちらも堪能してほしい。


話の運びも一筋縄ではいかなかったので満足感も高かったです。男子青春ものを読みたい方是非。


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