仕事部屋にずっと掛かるのは友人のイラストレーター藤原ヒロユキが20年近く前に描いた作品。原色の使い方がいつも小気味イイ。最近はビールの専門家としても活動する彼との出会いは27年前僕がスキー場でバイトしていた時だった。心配して大阪からたずねてきてくれた高校の同級生「森くん(現同志社女子大教授)」が引き連れた大教大のツアーの中に藤原さんはいた。その後付き合いは続き、20代後半頃彼の個展のトークショーに僕がゲスト出演した時のギャラがわりに「何でもお望みの絵を描くよ」と言ったので「ほんじゃあ今僕が乗っている車『ローバーミニ』が70年万博の電気通信館の前に停まってる構図で描いてよ!」と頼んで出来上がった現実にはあり得ない描写の絵だ。やがてこの車は羽野晶紀嬢のところへ嫁いで行った。数年前に出た食玩「タイムスリップグリコ」の電気通信館のワイヤレスフォンの解説の依頼が来て、昨年末の芝居の演出をした澤田隆次さんは70年当時電気通信館のショーの演出をしていた。最近復帰した晶紀

嬢とはヤンタンの別曜日のメンバーだった。いろいろつながって現在を生きてい。

[825126.jpg]