バルバドスアライグマ | カモノハシのタマゴ

バルバドスアライグマ

これどーこだ?

baruba

さて、答えはバルバドス

今日はバルバドスアライグマについてです。



バルバドスアライグマとは:食肉目アライグマ科の一種。
カッチョイイ名前が示すようにカリブ海に浮かぶ島国バルバドスに生息していた。


バルバドスはカリブ海、西インド諸島内の小アンティル諸島東端に位置する島国で、島全体が珊瑚礁で出来ている。
この国は、英連邦王国というしくみになっていて、国王はグレートブリテンおよび北アイルランド連合王国つまりイギリスの王座にある者を自国の国王として戴く国家形式になっているという。
つまり、バルバドスの国王はエリザベスⅡ世なのだ。

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現在でも他のカリブ海に浮かぶ島国の中で「リトル・イングランド」と呼ばれるほど、イギリスの文化的影響を受けているらしい。


そんな場所にバルバドスアライグマは生息していた。
体長:50cm程度、
体重:5~8kg
北アメリカに棲むアライグマよりすこし小さく、尾には4本の黒い縦じまがあったという。


この動物が絶滅したのは1970年。
きっかけは1750年に、バルバドス国内で農作物に被害をもたらす害獣として指定されてしまったことだという。
さらに農地開発が進み、生息地域も減少して行った。
追い討ちをかけるように19世紀~20世紀には国際的に毛皮貿易が発達し、珍しい毛皮はそのターゲットに・・・
ご存知のアライグマ・ラスカルのようにカワイイ見かけも災いし、ペットとしても大量に捕獲されたという。
その他にも狂犬病の蔓延・・・・
うーん・・・一つの島国でそんなに要素があったら、そりゃあ絶滅しますな・・・


こういう絶滅した動物とかを調べると、本当にああ今見てみたいと思ってしまいます。
皆さんの身近な動物も絶滅する可能性は大いにあるので、今のうちによく観察しておきましょう。


ちなみに、バルバドスはグレープフルーツの原産国でもあるということです。



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