リコリッシュ | カモノハシのタマゴ

リコリッシュ

これなんでしょう?


likoli

実はこれ、食べ物なんです。
今日はリコリッシュについてです。


リコリッシュとは:欧米などで古くから親しまれているが、日本人には好き嫌いがはっきり分かれるお菓子。
薬草として使用されてきた甘草が使用されているため、独特の薬のような香りがする。
また、その姿も黒く、グミともキャンディともいえないような形をしている。
まぁ、上記のような形状なので自転車のタイヤチューブといっても・・・


そもそも、甘草(カンゾウ)は英名を「リコリス」といい地中海地方、小アジア、ロシアを原産とするマメ科の多年草。
根を乾燥させ、薬や甘味料として使用されていたらしい。
その中にある成分グリチルリチンの甘味は砂糖の50倍で、あのルートビアでも使用されているという。

AW


そのリコリスを菓子に配合し販売をしたのがイギリスのBassetts社。
記録によると発売を開始したのは1899年のことだという。
・・・100年を超して販売されている・・・
オイラにとっては何でなくならなかったのかが不思議です。


しかも、リコリス本来の歴史はさらに古く古代メソポタミア時代や古代エジプトの遺跡などからも発見されているという。
現代でも生薬として、アーユルヴェーダや漢方などで下剤効果、肝機能障害、抗アレルギーなどの効果の為に使用されているらしい。


その風味が非常に独特な為、好き嫌いが非常に分かれる。
ヨーロッパでは子供から大人まで幅広く食されるが、苦手な人のため?外側をカラフルな糖衣で包んだフレーバーが添加してあるものも販売されているらしい。
リコリス100%のものはカーボンブラックで着色され、何人も寄せ付けないような光沢を帯びた真っ黒な色をしている。
うーん・・・正直この黒さは引きますなぁ・・・


ちなみに、リコリスは歯磨き粉、ハーブティー、タバコ、ガム、醤油などにも入っているものもあるそうです。


リコリス
¥525