写真は石楠花(しゃくなげ)。
我が安普請の植木棚にはシャクナゲ8鉢並んでいます。
日本シャクナゲと西洋石楠花が仲良く半分ずつ。
西洋シャクナゲは放置の状態でも毎年派手な花が開花するのですが、日照、置き場の細部にわたって、日本シャクナゲの気むずかしさには閉口しています。大和育ちを少しでも放置でもしようものなら、てきめんに大変なことになります。
今年こそ、日本シャクナゲを開花させますぞ。
あ、でも写真は日本種ではありませぬ。この元気、この蕾の付き方は紛うことなき西洋シャクナゲですね。
ところで、2行前の「日本種」を「日本酒」と変換してボケ爺はあやうく見過ごすところでした。
11月の退院以来、カタク断酒を言い渡されておりまして、爺は泣いて忍んでおります。
「屠蘇?ならん!陳皮(ちんぴ)としてミカンの皮でもかじって、『お~いお茶』でも飲んでおけ。年男だから真似ごとだけでも?あかん!世の中12人に一人は年男だ。年男は別段お前の手柄でもなかろう。水でも飲んで寝ちまえ!」
かかる残酷な扱いが、元日草々から許されるでありましょうや?
爺は孫娘のサーちゃんを呼び寄せ、
「汝が任務は何であったか、爺の頬に突然冷たき缶ビールを当て、爺を驚喜させることではなかったか。忘れていたら思い出して欲しい」
と、コンコンと言い聞かせたき衝動がわき起こるのですが、サーちゃんは今や敵陣の女官。両手で耳を塞いで爺の前を駆け抜けるのです。
ああ、サーちゃんよ、お前もか!
駄句6句。
大吟醸陳皮(ちんぴ)齧りて屠蘇とする
有り難や柑子飾りて手を打ちぬ
初富士をテレビ越しに讃へけり
ダイヤモンドの富士を眺める炬燵かな
癒えたれど年酒(ねんしゅ)も遠きもてなしに
空徳利抱き舞ふ申の年男
腰折れ1首。
炬燵にてダイヤモンド富士の刻一刻輝き見入るテレビ芝居かな