秋はおはぎを食べたい | 牛久の小盆栽 ながちゃんのブログ

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伝統的な盆栽愛好者の姿は、培養歴6年で樹齢150年、200万円の五葉松を出入りの業者に任せる旦那でした。「なんとか盆栽展示会」にその蔵者が得意げ写真におさまる、とか。私は貧乏なので全て実生、挿し木の小盆栽です。


萩


写真は萩(はぎ)。

初夏の頃からぽつりぽつり咲いていた萩(はぎ)が我が家では今盛り。

気の早いハギだと思う。
本来は秋の彼岸に咲く花なのでしょう。
「ぼたもち」「おはぎ」の区別は、春の彼岸=牡丹の花の咲く頃作るのが「ぼたもち」で、秋の彼岸=萩の花の咲く頃作るのが「おはぎ」と聞かされてきた。

なるほど、握り飯にアンコを巻いただけで、ぼたもち、おはぎか。
でもね、春と秋の制作時期の違いで、敬意の接頭語がつくのとつかぬとの区別が曖昧だな。
秋は「おはぎ」というなら春は「おぼた」が公平ではないか。
「おぼた」が可笑しければ秋は「おはぎ」は「はぎ」がよろしい。

なあんてね、今朝の涼しさで、わが粗脳は一層調子が狂ったようです。
明け方まで雨が降ったためか、この涼しさ!
夜中に雨が降ったからとて、軒下、棚下などはカラカラ状態のまま。
萩の鉢を手にとると、萩は酷く不機嫌。
雨がかからなかったのですな。
「ぼた」でも「はぎ」でもいいから水をくれ、間もなく10時。
孫の衆もジュースやらアイスやら所望されるでありましょう。

駄句5句と愚歌1首。


照る陽は何時までもなし萩の花
萩の花薄紫の匂う秋(とき)
照る陽にも咲き競う萩の花
萩の頃なぜかぼたもち食ひ気なし
撒水の水滴滑る萩の花
山保呂之(やまほろし)聞き慣れぬ名のほろほろと茄子似の花の蔓先に咲く