海の日
海の日
きょうは「海の日」。とにかく、これまでのどの年の「海の日」とも違う、「海の日」である。
美しさと、懐の深さと、底知れない海の怖さを知ってしまった今年の夏である。鎮魂の日であり、再生を祈る日としたい。
例年になく早い梅雨明けで、北陸の海は青く輝いている。東北ではどうなのだろう。
あの日の黒い津波を思い出すと、海水浴などする気にならない恋人たちもいるのではないか。熱い砂浜で遊んだ記憶を消してしまいたい子どもはいないのだろうか。
複雑な思いで迎える、ことしの「海の日」である。1876(明治9)年に東北巡幸を終えた明治天皇が、初めて灯台巡視船にのって帰京したのを記念した日だという。西南戦争直前の政治の不安定な中で、新政府の航海の平穏を祈った日といってもいい。
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