最初に参考として、目黒区の一般行政職(区役所などに勤めている公務員)の平均給与月額は、「49万5,402円」です。特別給(ボーナス)は、年4.15カ月です。(平成22年現在)(目黒区職員数、約2,200人)

 さらに、職員住宅があり、生活支出は、一般的な民間よりも少なくて済みますし、退職後の年金も充実しています。

 (※なお、区有住宅の職員の月額使用料は、/単身用15,770円~20,300円、世帯用44,300円~52,600円。民間住宅借上の場合/単身用4万円前後、世帯用5~9万円前後です。)


 また、目黒区の試算値によると、

用務員年収は、民間300万8,200円(全国平均)のところ、公務員625万7,139円(2.08倍) 

清掃職員年収は、民間408万5,100円(全国平均)のところ、公務員705万503円(1.73倍)

調理士年収は、民間402万1,500円(東京都平均)のところ、公務員584万603円(1.45倍)

(区職員は常勤職員のデータで、民間には非常勤職員等のデータ含む。)

 現在の一般的な民間の水準からすると、羨ましい限りです。


 さて、本題に移りましょう。


 区(国)にあっては、まず区民(国民)が選挙などでチェックして、区議会議員(国会議員)を選びます。


 選挙で選ばれた区議会議員(国会議員)や区長(内閣)の役割は、予算の決定や条例(法律)を制定し、区(国)がこれから何を目指していくのか、道筋をつけ、区(国)の行政をチェックすることだと思います。


 その行政に対しては、残念ながら選挙などのチェック制度が無く、市場経済のような競争原理もあまり働かず、目黒区(国)にあっては、1300億円(92兆2,992億円)という巨額予算を動かしています。


 その行政が、適切に運営されるように指示し、チェックすることが、議員として最も重要な役割だと思います。


 しかしながら、当選している議員の第一の公約が、目黒区にあっては、「区議員をチェックします」や「議員報酬や定数削減」ということでは、チェック機能を減らすことに繋がってしまい、問題の本質である「区役所(役所・行政)の仕組みや運営を改善する」ということから目をそらせる結果になってしまいます。

 もちろん、全くそれを言うべきではない、とまでは言いませんが、議員になって他の議員をチェックするということがメイン・第一というのは、明らかに誤りです。

 菅さんと小沢さんの問題のように、個人の問題を優先して、国の問題を悪化させているようでは、本末転倒です。

 もし何か不正があるのであれば、本来それは、検察や裁判所や選挙による市民のチェックに任せるべきです。


 皆様には、議員や区長の役割の本質を、よく認識いただいた上で、財源不足という目黒区の危機的状況を乗り切るために、何が必要なのか、最初に示した数値も参考に、ご判断いただきますようにお願い致します。