アルバムまばたきの瞬間収録曲を順番に解説していきます。
9曲目ムーンパレス
ポールオースターの小説から題名を頂いた。
歌詞にも一節引用した。
この曲は一番キツいし、色々恥ずかしい曲だな。
それでも逃げずに収録した(笑)
一曲通してずーっと同じコード進行で展開しないが、演奏技術的には一番難しかった。
ヴォーカルとドラムが全然出来ない。
何回か録り直した。
仕事終わりにドラムを録り直しにスタジオに行って、余った時間で最後のギターソロというかギターノイズを録音したんだけど、ギターを持っていってなかったのでスタジオで借りた。アルバム中唯一ストラトを使った。で、ピックも持ってなかったので財布から小銭を取り出して弾いた(笑)
ウェイヒュージのファズを使ってとにかく爆音で弾いた。
音源では体感は出来ないかもしれないが、レコーディング後ちょっと頭が痛くなった(笑)
コロナで大変になってきていた時期だったからか、スタジオ後に警察に職務質問された。
後半の尺も適当だったし、フェードアウトで終わらせるつもりだったが、何となく全体的にいい感じに終わったので、フェードアウトさせなかった。
ムーンパレス
三月の水を
6月か 7月か
8月か わかんないけど
とにかく暑い日に
裸で汗だくで寝転んで聴いたよ
君にはどうでも良い事かもね
音楽がいつでも
そばにいてくれたけど
君を好きな事は
嘘のない気持ちさ
だけど君の望む様に
愛す事は出来なかったんだ
太陽は過去であり
地球は現在であり
月は未来である
昔読んだ小説を
読み返してたんだ
君と会わなくなってからの間に
いくつかの歌が生まれたよ
君に聴いて欲しかったな
君に観て欲しかったな
嘘のない気持ちさ
嘘のない気持ちさ
迷路に迷い込んで出口がわからずに
気が触れてしまったのさ