🌸私が不動産会社に勤務していた時の話🌸
私が勤めていた会社には、
立派な神棚がありました。
聞くところによると、
不動産といえば〇〇寺!
という有名なお寺があり、
社長が会社設立前から
◯◯寺にお世話になっていた流れで、
そこの神棚が祀られてありました。
毎年、年始には、
社長と数名の社員で
揃ってお詣りに行き、
営業日は毎日、
朝の掃除の時間に
お水・お米・お塩をかかさず交換。
1日と15日には榊を購入して取替え、
そのお水も毎日入れ替えていました。
因みに、私が入社した頃は、
私自身が神棚などの重要性が分からず🙏
(霊的な事へのブロックがありすぎて😅)
朝の手入れの時間が勿体無いのでは?
という気持ちさえありました。
でも、様々な経験を経て、
(霊的な事のブロックがなくなってきて)
改めて手入れの様子や
手入れ後の神棚を見ると…
入れ替えたお水から、
キラキラとエネルギーが
上へ向かって放出していました✨
そこで初めて、
「えー!すごい!
ほんとに水を変える事に意味があるんだ!」
と思い🙏
私が神棚の当番になった際は、
より一層気持ちが伴ってきました。
また、お供えもの(水塩米など)を
毎日観察してみると、
やはり気持ちをこめて入れ替えた時や、
入れ替えて直後の朝イチは、
特にエネルギーが出ている✨と発見。
これは、神棚に限らず、
お仏壇など、
自宅でご先祖さまへ向かって
「どうぞお召し上がり下さい」
と置いたお菓子や飲み物も、
同じような感じでした✨
時間に追われて
ただただ"作業"になってしまう事もありましたが🙏
心を落ち着かせて手を合わすと、
その日、その時に
必要なメッセージを頂けることも💗
何より、自分自身が
「いつもありがとうございます」
と、感謝する時間が取れ、
心地よかったです。
神棚があるからといって、
ありとあらゆる災難から
護ってくださる訳ではありませんが、
神棚とは…!?
簡易的な霊的バリアを張ってくれたり、
お寺のエネルギーを流してくれたり、
その時必要なメッセージ(ヒント)を
与えてくれる存在なのだと
私は実感していきました。
しかし!ある時社長より、
神棚や毎年のお参りについて、
話がありました。
社長
「今までは、お世話になった不動産業の
先輩方を見習って、
正直、右へ倣え的に
神棚やお詣りを続けていた。
でも僕自身は、特別な信仰心はないし、
毎朝、手間なのが分かっている…
今の時代、どうするべきか?
みんなの意見に委ねたい。」
…という事で、上層部の社員会議で
意見交換することに。
会議では、もちろん様々な意見が出ました。
その会社が設立して10数年、
ずっとお世話になっていた○○寺でしたが、
社員が出した結論は…
「毎日手入れするのは大変だし
地域密着の会社だから、
遠くの神社まで時間をかけて行かず、
神棚も無くそう!
近くの神社のお札だけにしよう」
との意見でまとまりました。
ですので、各店舗
壁へお札だけ飾るようなタイプに
変更することに…。
日に日に、
神棚の恩恵を受けていた私にとっては、
少々残念でしたが💦
社員がイヤイヤ続けるのもよくないでしょうし、
私が決められる事でもありません。
ですので、今まで使用していた神棚は
取り下げる事になりました。
でも、取り下げた神棚は、廃棄処分ではなく、
もちろん◯◯寺に返しに(返納しに)
行かなければなりません。
そこで私は運良く?
返納しに行く役となりました。
市内から数十分。
山の奥の方にある◯◯寺。
年始でしたので、
車で山道を進むにつれ、雪が降りだしました。
到着して徒歩で階段を登っていく頃には、
お寺や庭園に雪がしんしんと
降り積もってきて、
厳かな、、、
神聖な場所(時)でした。
私は神棚を返納することに
複雑な気持ちを抱えつつも、
お焚き上げと祈祷の手続きをし、
返納場所へ一式を置かせてもらいました。
そして、ご挨拶の為、本堂へ。
私「このような形となり、すみません。
今まで大変お世話になり、
ありがとうございました。」
と手を合わせました。
すると、、、!
大きなお不動様が!!!
お不動様
「(神棚や信仰が)
なくて過ごせるのであれば、
立派なこと。それでよい。」
短い言葉ですが、
寛大な、寛大な、エネルギーと
どっしりと、勇ましい、
おおらかな佇まいで応えてくれ、
新たな門出を応援して下さりました。
雪が降り積もる中でしたが❄️
私の目からは、
暖かい涙が溢れました。
お不動様は、
神棚を返納する事や信仰をやめること、
変更することに、
決してお怒りになるわけでもなく…
言葉で表しにくいのですが、
私はとにかく
"寛大"と感じました。
今あらためて
お不動さまについて調べると
お不動さまは、
”私たちの心の迷い・煩悩を取り除き、
全ての人を救うため、
忿怒のお顔を示されています”
とありました。