こんにちは
タロット占いでの小アルカナカード、ワンド。
カードの意味がそれぞれ全く違うもので、より細かく、それぞれの意味を見ることができます
今回も引き続き、杖(ワンド)のカードの詳しいご紹介をしていきたいと思います
杖(ワンド)
今回は「杖(ワンド)」の「ワンド9」のカードについて掘り下げていきます
ワンド9
引用元:The Tarot Card
【カードの意味】
負傷した男性が棒にすがって立ち、用心深く後ろを警戒しています。
ぎゅっと脇をしめて棒を握る彼はとても緊張しているようです。
かなり追い詰められている様子で彼は敵の攻撃に備えてじっとしています
彼を威圧的に見下ろしている8本の棒は彼が立ち向かうべき障害や敵を表しているのでしょうか。
どれも男性の身長より高く手強そうです。
このカードはワンドの7とよく似ていますが、カードの主人公の男が防御姿勢を取っていることが違っています。
ワンドの7は「攻めろ、勝ち取れ」がテーマでしたが、ワンドの9は「備えろ、守りの姿勢でいろ」という性格が強く出ているカードです
ワンドの9の正位置は、体勢を立て直す必要があることを示しています。自分を脅かすものに注意し、備えよという暗示です。逆位置だと状況はさらに悪くなります。準備不足で痛手を負う可能性を示し、今以上の警戒や注意が必要だと警告しています。油断は禁物という意味もあります。
【正位置の全体的な意味】
「守り」、「勝利」、「警告」です。
ワンドの9は、棒を使って柵を作っている姿から、困難への備えや守りを固めることを意味しており、耐えしのぶような現実の到来を予感させます。
正位置でこのワンドの9のカードが開かれると、今持っている問題に対して守りを固め、耐え忍ぶべき時であると解釈して良いでしょう
また未来を示す位置でこのカードが開かれたなら、いずれ来る困難への備えが必要だといえます
このカードは安易に行動に出ることを諌める意味を持つので、慎重に現状を固め、将来に備えることをあなたに促しているのです。
今の問題はあなたが動くことで、解決へと繋がりませんので、過ぎ去るのを待つ姿勢で向き合いましょう。
【逆位置の全体的な意味】
「停滞」、「恐れ」、「臆病」、「引きこもり」、「現実逃避」です。
ワンドの9のカードが逆位置で開かれると、このカードの内向的な意味が悪い結果へと繋がりやすくなります
これまでの経験による不安や怖さから、周りとの関係を絶って引きこもるなど、問題に目を向けなくなったり、避けがちになります
その結果、被害妄想に捕らわれるようなこともあるかもしれません
ワンドの9の逆位置は、精神的に追い詰められている傾向が強いので、少し客観的に物事をとらえる気持ちが必要です。
まずは冷静になるために、基本的な生活サイクルを見直していく必要があります。
【正位置の仕事的な意味】
「事業の停滞」、「問題への備え」、「境界の必要性」、「業務過多」です。
仕事に関する占いでワンドの9のカードが正位置で開かれると、それは事業は停滞に陥りやすく、忍耐を必要とすることを意味します
周囲から多くの仕事が舞い込みキャパオーバーになり、受け入れを拒否する事態に陥る可能性があります
また、大きなクレームなどの問題が起きる可能性も高まるため注意が必要です。
事前に可能かな限りの備えを行っておきましょう。
今はそれに耐えるしかない状況と解釈できますから、負けずに向き合いましょう。
【逆位置の仕事的な意味】
「過敏」、「失敗への恐れ」、「孤立」、「現状停滞」です。
仕事をテーマにした占いでワンドの9のカードが逆位置で開かれると、失敗への恐れで孤立しやすく現状が停滞すると解釈します
このカードの逆位置は、精神的な停滞が強まることを意味しますから、自ら内にこもり易くなり仕事でも孤立してしまいがちです
トラブルやクレームなどの問題に対してもなかなか迅速な対処ができず、どこか袋小路に入ってしまった感覚に襲われるでしょう
対処法として、一旦休息をとって気持ちを切り替えることも大切です。
【正位置の恋愛的な意味】
「傷心による守り」、「異性への恐れ」、「自己防御」、「忍耐」です。
ワンドの9の正位置は、恋が行き詰まってしまう暗示です
恋人が浮気をしているのではないかと疑ってしまったり、意思疎通がうまくできなくてモヤモヤしたりということがありそうです。
ワンドはエネルギーや情熱を表すスートですが、数字が大きくなると無鉄砲さやかたくなでワガママなところなど、スートの持つ悪い部分も増えてきてしまうのです
片思いをしている場合は、身構えてしまって恋がちっとも進展しない予感です。
嫌われるのではないかと萎縮しすぎたり、いざ二人きりになると緊張で何も喋れなくなったりして、一歩を踏み出せないことも、、、。ライバルへの警戒も強まります
【逆位置の恋愛的な意味】
「失恋」、「異性への怖さ」、「行動の欠如」、「現実逃避」です。
ワンドの9は正位置でもかなり追い込まれた意味のカードですが、逆位置になると状況がさらに悪くなります
恋人との関係が進展しなくてイライラしたり、返事を待たされたりと動けない状態が続きそうです。
頑張って行動を起こしても、タイミング合わずすれ違ってしまうかもしれません。
現状を維持する気持ちさえも起こらず投げやりになってしまうことも暗示しています
ワンドの9の「備える・守る」姿勢そのものに疑問を投げかけているという解釈パターンもあります。
苦しい状態のまま戦い続けるよりも、他の解決・策対処方法の存在を示してくれているのかもしれませんよ。
いかがでしたでしょうか
「ワンドの9」はピンチに備えるカードだと言えるでしょう
守りの態勢に入っていること、危機に備えて緊張感を持っていることを表します。
正位置の場合は万全の態勢がとれていることを、逆位置の場合は問題を軽視していたり気づいていなかったりして準備不足であることを表しています。
厳しい状況に追い込まれていることを表しますが、諦めてはいけないと鼓舞してくれているカードでもあります。また、戦う理由も問われています。無意味な戦いは避けることも賢い選択です