タロットカードには、大アルカナカードと小アルカナカードがありますね
今まで、大アルカナカードについてご説明してきましたが、今回は小アルカナカードについてご紹介していきます
引用元:現の部屋
【小アルカナカードとは】
小アルカナとはタロットに含まれる56枚のカードのことを指しています
普段、影響力の強い大アルカナが注目されがちですが、小アルカナはタロット占いを仕上げて物語を完成させるとても重要な役割を持っています
大きな出来事を表す大アルカナに対し、小アルカナは日常的な小さな出来事や心の変化を表しています
タロットカードは、一般的に78枚で構成されたカードセットですが、その内の56枚が「小アルカナ」と言われるカードとなります。
ちなみに「アルカナ」とは、ラテン語の一般名詞「arcanum」の複数形「arcana」であり、「秘密 神秘」などの意味を持っています
大アルカナだけでなく小アルカナのカードの意味を理解すると、より深くタロットを解釈することができるようになります
【小アルカナのスートはトランプと同じく4種類】
小アルカナは、4つのスート(剣<ソード>・杖または棒<ワンド>・聖杯<カップ>・金貨<ペンタクル>)各14枚ずつの集まりで、4つのスートはトランプのスペード・クローバー・ハート・ダイヤに対応しています。
56枚の小アルカナは杖(ワンド)・杯(カップ)・剣(ソード)・硬貨(ペンタクル)の4つに分類をすることができ、それぞれのことを「スート」と呼びます。
トランプと似た構造をしていて、各スートはエースから10までの数字カードと従者(ペイジ)・騎士(ナイト)・女王(クイーン)・王(キング)の14枚から構成されています
【コートカードで覚える 全16枚】
その中の4枚ずつ、合計16枚がコートカード。
では、なぜコートカードと言うのでしょう
コートは「宮殿」、その宮殿にいる人々「王様」「女王」「騎士」「見習い」で構成されています。
それが「キング」 「クイーン」 「ナイト」 「ペイジ」にそれぞれあたります。
それに4つのスート「ワンド」 「ソード」 「カップ」 「ペンタクル」が加わって4x4=16枚となります
ニューメラルカードと呼ばれる1(エース)から始まり数字の10までと、コートカードと言われている4枚の人物札(ペイジ・ナイト・クイーン・キング)カードで構成されています。
コートとは宮廷のことで、宮廷に関わる4人がコートカードを彩っています。
このスートと数字と人物の絵柄それぞれに意味があり、それを組み合わせて読み取っていくのです
【スートで時間を読み取る】
小アルカナでのリーディングでは、時間を読み取ることができます。
ワンド日にちを表す
カップ日にちまたは週を表す
ソード週または月を表す
ペンタクル月または年を表す
全ての質問に対して、小アルカナのニューメラルカード(数札)は問題解決にかかる時間経過を表してくれています
ペンタクルが多く出るような質問では、少し解決に時間がかかりそうであると読み取ったりします。
【スートの属性】
スートには四大元素の4つのエレメントが割り当てられています。
四大元素というのは「火」「地」「風」「水」であり、それぞれの関係性を知る事でより深いことを見ることができます
【スートの持つエレメント】
ワンド火のエレメント
カップ水のエレメント
ソード風のエレメント
ペンタクル地のエレメント
スート以外にもコートカード自身もエレメントに属しています
ペイジ地のエレメント
ナイト風のエレメント
クイーン水のエレメント
キング火のエレメント
【火のエレメントの特徴】
火のエレメントのカード同士が隣り合った場合、攻撃性であったり積極性といった部分が増強されます。
そのため、勢いがあればそのまま突っ走っても好結果につながりますが、行き過ぎるとその力はマイナスに動くこともあります
【地のエレメントの特徴】
「地」のエレメントは、 控えめで堅実、慎重、几帳面、集中力がある、攻撃より防御を得意とするマイーペースさが特徴。
地のエレメントが隣り合った場合、確実に目標を達成できることが示されますが、慎重になりすぎてこう着状態が続く兆しもあります。
素早い手立てを考える必要がある時期と読み取ります
【風のエレメントの特徴】
「風」のエレメントは、 好奇心が旺盛で頭の回転が早く、飲み込も早く柔軟性がありバランス感覚に優れているといった特徴があります。
風のエレメントが隣り合った場合、臨機応変に課題をクリアできるひらめきに恵まれそうですが、行き過ぎると無責任な行動がますます状況を悪化させてしまったり、自ら厄介ごとに首を突っ込んでしまう可能性が示唆されます
【水のエレメントの特徴】
「水」のエレメントは、面倒見が良い、親切、感受性が強い、サービス精神旺盛、人との絆を大切にするなどの特徴があります。
水のエレメントを持つカードが隣同士になると、人間関係が助けとなり人の援助を受けるなどで問題を解決していけるなどのプラス面もありますが、行き過ぎるとヒステリックになって問題をややこしくさせたり、思い込みから失敗してしまう可能性などが考えられます。
客観的な状況の把握が必要になってきます
いかがでしたでしょうか?
小アルカナカードの基本情報についてご紹介してみました。
小アルカナカードは、時間の経過や問題の大きさ、解決までの時間を占ってもらうときに役に立ってくると言えますね
是非、参考にしてみてくださいね