こんばんは。
そこが!そーこがもんだいさ、、、カモメです。
来年30歳の私で、
もはや人生において水田わさびの時代が長いはずの世代ですが、
小さい頃”ビデオ屋”の上に住んでいたせいで、
旧ドラビデオ借りまくりネイティブ大山で
仕上がってしまったんです。
だからといって水田ドラの完成度には
今更何も物申す気はないのですが
私の心の中の大山のぶよさんはといえば
歌がすっごいよかったんですよね。
わかる?
一旦話戻すんだけど
小さい頃住んでたアパートの1階にあった”ビデオ屋”
というのが結構話せる話でして。
まず店舗の半分以上がエーブイでしたよね。
小学校ではあまり立ち寄らないほうがいいと評判でしたよね。
ここのおじさんというのがまたパンチ強くて
今思えばいつも奥で、かけ麻雀してたよね。
小さい町だから”おじさん”ってさ、
だいたいどこででも見覚えのあるおじさんなのよ。
普通ね。
それは地区の行事だったり、
スーパーだったり、病院、薬局
どこでもいいんだけど、
”その時間そこでしか見ないおじさん”
なんて存在しないのよ。
まだコンビニも多くはなかったし、
それでは生活できない町だったのよ。
スーパーや病院を日中に避けて通れる人生は
存在しなかった頃。
だけどここへ集まるおそらくは
”ビデオやのおじさん”の仲間の”おじさん”たちは
”その時間そこでしか見ないおじさん”だったの。
”ビデオやのおじさん”もしかり。
ただね、テンションは高め。
”はい、こんにちは!!いくつになったの!?”
これが大体は決まりの挨拶で、
ビデオを借りに行くタイミングでも
そしてビデオを返しに行く
およそ1週間の間にリセットされて
”はいこんにちは!!いくつになったの!?”。
小さな町で、
”その時間そこでしか見ないおじさん”たちと
店舗の半分がエーブイで埋め尽くされるタバコ臭い店。
そして行くたびにリセットされる
ビデオ屋のおじさんの記憶。
あれは、今にして、本当に今にして思えば
時空を超越した異世界だったのかもしれない。。。
はい。
そんなこんなで今日はひょんなことから
聞き返した大山のぶ代版ドラえもんの
ドラえもんが歌うソング、特集をします。
まず一番好きなこの歌。
「友達だから」
劇ドラ竜の騎士の主題歌です。
何がいいかって、
大山さんドラの歌うドラえもんの歌の歌詞は
いつも悲しげな表現が含まれているんです。
ロボットの哀愁だったり、
のび太たちとの別れを思わせるような歌詞です。
かくゆうこの歌の2番にも
遠ざかる君は夕日のようだ
見えなくなるまで僕は見守る
違う道を分かれてゆくけれど
いつかどこかでまた会えるから
歌を歌うよ〜
こういったストーリー上では
見せないドラえもんの気持ちを
情緒豊かに歌い上げる大山さんです。
出だしのね
”笑ってる君は青空みたい 見てると僕まで微笑んでしまう”
こちらの、微笑んでしまうの歌い方ね。
微笑んでしまうのこっち。
微笑んでしまうのは、こっち。
”違う色のシャツ着ているけれどおんなじ色の夢を追いかけた”
・・・・・
・・・・・・・
伊勢正三なの?
作詞、伊勢正三なの?ってくらいいい歌詞だよね。
ここでキーワードの
”僕たち本当は友達みたい、
僕たち本当に友達なんだ”
え?当たり前でしょと思いがちだけど、
ドラえもんとのび太の関係性って
友達なのか否か、ちょっと複雑なんですよね。
あくまで子守りロボットですから。
だけど、ロボットと人間、子守りロボットと少年。
だけれども、僕たち、、、、
僕たち、本当は、、友達みたい!!!!
そんなドラえもんの気持ちがあるんですね。
つづきまして
「ポケットの中に」
のび太の恐竜の主題歌でありながら、
鉄人兵団の挿入歌でもあります。
私は圧倒的に鉄人兵団の
一番楽しげな場面でかかるあの時が好きです。
どんな苦境な場面でも子どもに寄り添い、
夢を与えるドラえもんの姿。
異星から”鉄人兵団”なるその星最強の軍隊が
今にも地球を滅亡させようと攻め込んでくる
という状況下で、
この映画の一番楽しい場面が流れるんです。
鉄人兵団まちののび太たちが
鏡面世界にて鏡面スーパーに立ち寄り
鏡面食材を鏡面BBQする流れですね。
(わかんないと思うからネトフリでみて)
逆世界入り込み鏡(逆世界入り込みオイル)は
ドラえもんのお話の中でも
度々登場する秘密道具で、
ドラえもんファンの中でもありがちな
”一つ道具をもらえるなら”
トークでも人気を博す道具です。
(私は絶対嫌だよ、こわいだろ)
鏡の世界に入り込める道具だけど
そこに入り込んだ人間以外の
人間の描写はいつもありません。
この道具で施設に入り施設のものを勝手に食う、
という描写があるのはたぶんこの映画だけです。
この楽しげな描写の印象が強いからこそ
この道具が根強く人気があるといってもいいくらい
歴代映画の中でもワクワクするシーンではあります。
さてそんなシーンでかかるこの歌は
僕はここにいる
君のポケットに
君と一緒に旅するために
待っていたんだよ、気づいてくれるまで
君が夢に見たものはなんだろう?
今からそこへ二人で行こう
とっても遠くて近い世界だよ
こんな山崎まさよしみたいな
始まり方をするんですね。
気づいてくれるまで、待っていた、という言葉から
未来ないし過去の世界から
ずっとのび太の存在を認知していた、
出会うのを待っていた
というような時差ニュアンスを感じさせます。
まるで”ドラえもん”のアニメの世界のお話は
”ドラえもん”にとってほんの一部の時間であり
ロボットとして永遠に近い時間を生きるドラえもんが
のび太との日々を憂うようにも聴こえますね。
(聴こえます。)
”君が夢に見たものはなんだろう?
いまからそこへ二人で行こう
とっても遠くて近い世界だよ”
福山雅治がうたってもなんら違和感のないような
女子を魅了する”殺し文句”ですね。
”どんなことも超えていける〜かぞくに〜なろーうよ”
とつづいておかしくない。
僕はここにいる
君の目の前に
君が大人になるまでは
遊び続けよう
僕と一緒に
君が夢に見るものはなんだろう?
今から僕がとりにいくから言ってごらんよ大きな声で
”君が大人になるまでは”
ここで確信的なワードが入ってきます。
新ドラではあえてなのか
全く感じさせない別れのタイミングですが
旧ドラではおりに触れ、
のび太とドラえもんには
必ず近い将来”別れ”がある
ということを前提としています。
そうです、
私たちはこの前提をいつも儚みながら
ドラえもんを鑑賞していました。
のび太と別れた後、
ドラえもんはどこへ行くのか
ドラえもんは誰と過ごすのか、
これは公開されていないけれど
あくまでもドラえもんはロボットなので、
故障やリセットなどしない限り
どこかの時間軸でのび太より
遥かに長い一生を過ごすことになります。
”君が夢に見るものはなんだろう?
今から僕がとりに行くから言ってごらんよ大きな声で”
・・・
〜〜まよわ〜ずに、、、SAY、YES
つづいて
各パート全く違う印象を与えつつ
浪曲で仕上げる完成度の高い歌です。
歌詞はこうなります。
雨が降る日は天気が悪い
当たり前だよそんなこと
ぼくはしがないロボットなんだ
みんな知ってる
そんなこと
そこがそこが問題さ
そこでそこで悩むのさ
みんなと同じになりたいな
笑って遊んで日が暮れて
みんなお家に帰る頃
僕はなぜかひとりぼっち
”みんなと同じになりたいな”
のび太たちやその家族、時代背景。
ロボットはおろか、
コンピュータすら生活に溶け込んでいない時代。
そんななか人間の織りなすコロニーのなかで過ごすうち
感じる違和感や、
アウェイ感をドラえもんなりに歌い上げています。
そこで!そこで悩んでたのね!
そこが、そこが問題だったのね、、、、
そんなに思い悩んでいたとは。
みんなお家に帰る頃、僕はなぜかひとりぼっち。
え?のび太は?と疑問符が浮かぶけど
考えてみると”おうち”というのは
ドラえもんには存在していなくて
あくまでのび太の家に居候しているだけ。
みんながあって当然の家=家族に憧れてしまっても
おかしくはないですね、
ドラえもん、大丈夫だよ、、、
だって、だってドラミがいるじゃないか、、、、
顔で笑って心で泣いて
ああ哀愁のドラえもん
犬が西むきゃ
しっぽは東
当たり前だよそんなこと
僕はロボットなんでもできる
みんな知ってる
そんなこと
そこがそこが辛いのさ
そこでそこで悩むのさ
みんなと同じになりたいな
空を見上げリャお月様
みんなの影は長いのに僕の影はまんまるだ
ロボットというだけでなんでもできて当たり前のように
何回地球を救おうが、なんかい人命を救おうが
褒められることも讃えられることもない。
社会的地位すらない。
そんな哀愁をドラえもんなりに歌い上げています。
”みんなと同じになりたいな”
”僕の影だけまんまる”
ドラえもんて
結構外見的コンプレックスを抱えているよね。
まず耳がないこと、
それによる身体的かつ外見的なトラウマ。
みんな黄色かったのに自分だけが青いこと。
たぬきと言われることについての拒絶。
昨今問題視されるあらゆる差別的、
ヘイト的要素に通じます。
とくに肌の色については
生産ロットのほかの猫型ロボットは
”黄色”であったこと、今思えば意味深。
閉鎖的”黄色”以外を奇怪な目でみる
日本人への警鐘を鳴らしていたとも捉えられます。
(ます。)
のび太や登場人物がドラえもんをたぬきと喩えることに
どんな状況でもしっかりと反論します。
自分は猫型ロボットであると。
でもこれ実は視聴者にとってはどっちでもいいんです。
たぬき型ロボットでも蔑む視聴者はいないし、
のび太たちだって同じ。
ただ、自分は猫でありたい、猫でいたい、
自分の形は自分で決めていい、他者に否定されたら
真っ向から対立してもいいんだという昨今の
ジェンダーレス問題にもつながりますよね。
(ます)
様々な視点からドラえもんというアニメを捉えるには
やはり旧ドラを語らずにはいられないんです。
ドラえもんにはぜひ、青空を聴いてほしいし
青空を歌ってほしい。
それでは最後に聞いてください。
ブルーハーツで「青空」からの
アンサーソング:アニメドラえもん「青空っていいな」
ザ・ブルーハーツ「青空」
アンサーソング:アニメドラえもん「青空っていいな」
”生まれたところや皮膚や目の色で
いったいこのぼくの何がわかるというのだろう?”
という問い、
まさにこれのアンサーが
”僕らは未来の地球っ子とっても素敵な星だから
どこかへ行きたいな風に吹かれ 君と僕は地球の友達なのさ”
皮膚や目の色そして、人間ロボット関係なく
”君と僕はみんな地球っ子”である
と、いうことだったんですね。
このドラえもんの言わずと知れた
全国民が愛し日本を代表する
名曲「青空っていいな」に
マイケルがインスパイヤされ
世界的ヒット曲「WeAreTheWorld」が
うまれたという説もあります。
言ってることほぼ同じだからね。
(※カモメ記憶調べ)



