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総武線の車内で、スワローズファンの小説家、M.Hさんのエッセイ集を読みながら信濃町へ。駅から神宮の杜を歩くこと10分弱。半年ぶりの神宮球場です。
Mさんが「そうだ、小説を書こう」と思い立った場所もここ、神宮の外野スタンド（当時は芝生だったらしい）なんですよね。ちなみに、私はどうも彼の小説の観念的なところが苦手でいわゆるハルキスト（名前言っちゃった）ではありませんが、エッセイ集は大好きです。
全席自由ということで開門前から球場へ足を運び、バックネット裏真ん前の席を取りました。
ミットや打球を捉える音、さらにはピッチャーの球筋など臨場感抜群な点は素晴らしいですが、映画館で前方に座るときと同じで首がかなり疲れます。あと神宮球場の場合は傾斜がゆるやかなため、グラウンドを見渡すときに前の人の頭が非常に気になります。特に写真を撮るときはかなりキツイ。試合全体を見渡したいならもう少し上のほうがオススメかなあ。
写真を撮りつつマリーンズの打撃練習を見ていたらあっという間にスタメン発表の時間に。練習の模様は後日別記事でお届けします。
スタメン。OP戦最終戦ですが、マリーンズはまだまだお試し要素がありますね。
対するスワローズは「これが現時点のベストメンバー」（友人談）だそうで。
外野スタンドの入りはダブルスコアでマリーンズの圧勝（笑）
さあ試合開始。
スワローズの先発は新外国人のナープソン。先発ローテとして期待がかかる選手ですが、どうも制球が不安定なように感じました。
対するマリーンズはルーキー、石川歩。ここまでのOP戦ではとてもルーキーとは思えない素晴らしい成績を残しています。開幕3戦目での先発へ向けてさらなる弾みをつけたいところ。
石川とコンビを組むのは同じくルーキー、吉田裕太。頼もしいルーキーバッテリーです。
試合が動いたのは2回表。
これまたルーキー、アジャ井上！レフトスタンドへ2日連続のホームラン！
軽く当てただけ（に見えた）の打球が、物凄い打球音を残してスタンドイン。さすがの一言に尽きます。シーズンへ向けての期待感は全選手で№１。
石川はランナーを出すものの粘りのピッチング。
２回ウラは無死２，３塁から、スワローズ期待のルーキー西浦らを打ちとって無失点。
この日は良いところがありませんでしたが、西浦はショートで開幕スタメンも十分あり得る選手です。法大からドラフト２位でスワローズへ加入という"先輩"は応援していきたいな。
そして５回ウラには再びピンチを作り、今度はバレンティンとの勝負。
。。。
ここもきっちり抑えた石川は５回でお役御免。
７５球、被安打６。そして何より無四球なのが素晴らしいです。
ランナーを出しても全く崩れないこの安定感があれば、シーズン中でも大丈夫そう。
５回以降は、両チームのリリーフ勝負。
大谷、上野は中継ぎの１枠を争うといった形か。
７回に上野が山田にタイムリーを浴びて同点に。
しかし、上野の後を継いて登板したイケメン服部泰卓、逆転を許さず。
今年もここぞの場面での「左殺し」は健在です。
８回ウラにはルーキー、吉原正平がマウンドへ。
彼も頑張っています。
そして迎えた９回表、ドラマが待っていました。
スワローズのピッチャーは復活を目指す守護神、バーネット。
井口がヒットで出塁のあと、井上がしぶとく内野安打でつなぎます。
ハフマンはデットボール（ちと心配）でノーアウト満塁。
打席には途中出場の角中。
０ストライク３ボールから.....
ストライクを取りに来た４球目をフルスイング！
打球はライトスタンドへ一直線！！グランドスラムが飛び出しました！！
満塁で、３ボールからのホームラン...シーズン中じゃまず無いだろうな（笑）
OP戦の序盤は極度の打撃不振が心配されましたが、調子は完全に戻ったと言っていいでしょう。
最後は、益田不在の間、守護神を務めるであろう西野が３人で抑えて...
ゲームセット！
OP戦最後の試合を見事白星で飾りました！！
ルーキーも中堅もベテランもそれぞれが良いところを見せてくれたOP戦期間だと思います。
今年こそ....優勝したい！！
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（今日の神宮 その１）
試合終了後、井上が多くのマスコミに囲まれて取材を受けていました。
もしかしたら、いまマリーンズで最も知名度のある選手って彼なんじゃない？
（今日の神宮 その２）
信濃町駅から神宮球場へ向かう道すがらにあるバッティングセンター。
涌井のとこ、直しとかないとね。
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