『エリザのために』(「Bacalaureat」127分 16年ルーマニア、フランス、ベルギー合作 監督クリスティアン・ムンジウ)

 ルーマニアの小さな町。高校生のエリザ(マリア・ドラグシ)は外科医の父ロメオ(アドリアン・ティティエニ)と母マグダ(リア・バニャー)と3人暮らし。ロンドンの大学への入学試験を翌日に控えていたエリザが、通学途中に通り魔に襲われる。幸い大事には至らなかったが、明日の試験に向けて、心の動揺を隠せない。そんなエリザを心配したロメオは、警察署長、副市長、試験監督官にウラの手を回し、エリザの合格を画策するのだが。さて…。

 私には謎の(よく理解できない)シーンのたくさんある作品。ただ、当時のルーマニアの国家事情、市民の現状をありのままに描いた作品であることは間違いないでしょう。視聴後、いろいろな方のレビューを拝見しました。ロメオが暗闇の林で探していたもの…。おそらく轢き殺してしまった野犬。でも、確証はありません。では犯人は?私の推理はエリザの自作自演。だって、防犯カメラの続きの映像が出てこないし、大学合格したかもわからないし(本人希望は、この町に残って彼氏との関係を続けたいと思っている。)、父親ロメオを追い出すことに成功したし…。でも、同じ考え持っていた人、レビューにはいなかったなぁ。

ちなみに…クリスティアン・ムンジウ監督の『4ヶ月、3週と2日』。視聴したいけれど視聴方法がわからない…。